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美しい音・美しい音楽は職人技

紆余曲折を経て、わたし自身の興味は「美しい音・美しい音楽」へと移ってきています。「美しい音」で単純に「楽譜通り」弾けば「美しい音楽」になることに30年かかってやっと気がついたからです。

「美しい音」は総力戦の要素があります。楽器だけ良くても「美しい音」は出ないし、演奏だけ良くても「美しい音」は出ません。

楽器については、ヴァイオリン本体そのものの能力、楽器の調整に始まり、弓、弦、弓の毛、松脂など全てが程よいバランスになって初めて能力を発揮します。松脂のひと塗りで音は結構変わりますので、ほどよいバランスに保つのはかなりのノウハウが必要になります。

演奏については、安定したノイズの少ない音、ほどよい音程、正確なリズム(音の長さも含む)、適切な速さ・深さ(周波数・振幅)のヴィブラートが、ほどよく揃ってよく響く「美しい音」が出ます。わたし自身は音程ひとつをとってもとてもコントロールできているとは言えず難しいです。

当たり前のような事だけれども、全てを「きちんとやる」事が最も「美しい音」「美しい音楽」につながります。そのことに、長い間気がつきませんでした。でも、それだけのことが王道と言えます。

ヴァイオリンで「美しい音」「美しい音楽」を奏でるのは、心情を激しく訴えかけると言った芸術家的な能力ではなく、仕様通りに淡々・黙々と製造する職人のような能力とわたしは思っています。技術が身につくまで我慢できるかが苦しみであるし、技術がある程度身についても派手なことをせず、地味でも高精度の仕事をすることが楽しみになると言えます。

つまらないようですが、現在のわたしなりの到達点と考えています※。

※同様の事は演芸でも言われますし工芸品でも言われます。自我はノイズであって、なるべく自分を消すことができるかです。音楽も最上の演奏は演奏家が見えなくなるので同じなんだろうなと思います。その境地に一度で良いから達してみたものです。

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