ヴァイオリンがわかる!

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ひとまず必要な課題

先回、先々回と厳しめのことを書かせて頂きました。それなりにヴァイオリンが弾けるという事についての認識をお伝えしたいと思って書かせて頂きました。

ですが、好きな曲をそれなりのクオリティで弾く事が出来れば充分と考える方も多い事でしょう。そこそこに楽しむためにどれだけの事ができるべきかをお伝えする事は具体的な目標設定の上でも有用と考えます。

ひとまず楽しむために得るべきヴァイオリンの技術・スキルはわたしは次のように考えています。

【良い音を出すためのボーイングの技術】
ロングトーン、デタッシェ、マルテレ、スピッカートがまずまず良い音で出来ればOK。また、音の長さや音量のコントロールなど最低限の表現をするためのボーイングの技術。

【良い音でヴィブラートがかけられること】
ヴィブラートが適切な速さ、適切な振幅、滑らかな動きでできること。

【3オクターブ程度までの音階とアルペジオ】
#が4つ、♭が3つまでで小野アンナ、フリマリーなどの音階教本がまずまずの音程(+−20セント程度の精度)で3オクターブ分程度までできること。

【和音・左手の特殊技術】
3度、6度、オクターブの和音がとりあえずニ長調とト長調で1オクターブができればとりあえずOK。また、左手のピチカートや技巧的フラジオレットが一応できること。

【速く複雑なパッセージを弾く事ができること】
基礎練習としてはシュラディックのIとIIが一通りそこそこの速さで出来ればOK。

【上記技術の実用化と読譜】
スズキの教本であれば4巻あたりまで一通り弾けるようになり、またもう一段上の技術としてカイザーを一通りこなすこと。併せて、楽譜通りの音の長さ、音程、ボーイング、強弱の意味が理解できる事。読譜に関しては、進めていく間に入門書程度の内容が理解できて一応音にできればOK。

【合奏の技術】
パッヘルベルのカノンとバッハのダブルコンチェルトの1楽章が合わせられるようになればとりあえずOK。

【ヴァイオリンや演奏家、楽曲に関する知識】
ヴァイオリンの簡単な歴史について知り、世界的に著名な演奏家の名前や有名な製作家が多少は分かるようにすること。また、名曲とされる曲をある程度知っている事。

【演奏以外の技術】
和音でチューニングができること、弦の交換が自分でできること、適切な弓の毛の張り加減、松脂の付け方が一応わかること、駒の最低限の傾き調整ができること。

この程度ができるようになればヴァイオリンを充分楽しむ事ができるし、その先は好きな曲をご自分で進めていく事が出来るかと思います。またオーケストラやアンサンブルなどの合奏でも何とかついて行く事が出来るかと思います。

この程度の内容であれば、毎週のレッスンの場合3年〜5年程度で一応できるようになり楽しんで頂けると考えています。

もちろん、クオリティを求めたら限度は無いし、お話しすべき事はいくらでもあるのですが、上記のことがひとまずやるべき事と捉えて頂ければと思います。

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