ヴァイオリンがわかる!

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広い知見やアイディアを得る〜独学で習得できること、できないこと

広い知見を得ようと行動することは好ましいことと言えるでしょう。ヴァイオリンは長い歴史を持つ楽器ですし、なおかつ西洋音楽の中心的存在であり続けてきたこともあり、ヴァイオリンは殊に多くの工夫や研究が続けられてきました。広く知見を得ようとアクティブに動くことは演奏技術の向上にも役立ちますし、知見を得る行為自体も楽しみにもなり得るでしょう。

けれども見識あるガイドがいなければ動いても何も得られないで終わってしまうこともあります。徒然草の有名な52段「少しのことにも、先達はあらまほしき事なり」で述べられる通り、貴重な機会の近くにあっても見逃してしまったり、少しの勇気が出せず気後れして機会を逃してしまうことも多いものです。有力なガイドがいれば貴重な機会を逃すことも少なくなりますし、その機会の貴重さ加減も知識と経験があって理解できるものです。玉と石の見極めには経験と知識が必要なのです。

ヴァイオリンに関することで例を挙げれば、「演奏技術の取捨選択と注意のポイント」「聴くべき演奏の取捨選択と聴き所」「楽譜の選択」「楽器の善し悪しの見極め」「楽器店や楽器の技術者の選択」「音楽的な社会的経験(人前での演奏、アマチュアオーケストラ、ジュニアオーケストラなど)の選択と振る舞い方」などでしょうか。

どんな世界も同じでしょうが、ヴァイオリンの世界も客席側から見えない楽屋側があるものです。楽屋側に入っていけるために必要な経験を少しずつ取捨選択して与える役割が教師にはあります。時には生徒が楽屋側を経験した結果、想像した世界と違って傷つくこともあるでしょうけれど、それは観客から演奏者になるために必要な通過儀礼と言えるでしょう。

広く知見を得るために行動しようとする生徒に対して何かにつけて「やめとけ」「10年早い」と経験させる事を渋るのは教師として優れているだろうか?と思います。「子供を遊ばせる親の姿勢」のようなもので、多少ケガをしたとしても重傷にはならない程度に安全な範囲内に収めつつ、過保護でも完全放任でも無いバランスを取るのが教師の役割のひとつです。「子供は勝手に育つ」とも言えますが、やはり環境の取捨選択は成長に大きく影響を与えるものと思います。

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