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演奏を世に出す〜独学で習得できること、できないこと

ヴァイオリンが弾けるようになったとして、この技術を世に出すことで演奏は意味を持ちます。噺家が面白い噺をしたとしても、聞く人がいてはじめて成り立つのと同じです。趣味でなさる方には機会ある毎に人前で弾くことを推奨しますし、他人に聴いてもらって喜んでもらえることが演奏の価値とお話もします。指導者に背中を押してもらうことも独学では得難い習う価値のひとつです。

音楽を仕事にしようとするお子さんにはもう一段踏み込んでより慎重にお話しをします。余計な事と思いつつ、過去の手法は必ずしも通用しないことをきちんとお話しします。

自分の音楽を世に出すことは演奏技術とは全く異なった要素で難易度の高いスキルです。だからこそ音楽事務所などマネージメントが存在するのでしょう。ところが、情報技術の発達で過去の手法が成り立たなくなりつつあります。コンクールで上位入賞し芸大か桐朋を出れば将来安泰という時代がかつてありました。けれども、現在はコンピュータでの音楽作成の普及に伴い、人間が演奏する必然性は減少し※、ネット配信で音楽が容易に入手できるようになった結果、「音楽」を購入してもらうことが難しくなりました。

もちろん経歴もひとつの価値とは認めつつ、時代の変化の中で旧来の学歴・経歴偏重の教育思想はむしろ有害にすらなりかねません。そのためにも音楽を仕事にする可能性はもちろん意識しながら(夢をつぶすつもりはありません)、音楽・ヴァイオリンしかできない人間、他人の心の分からない人間、社会性の無い人間にはならないよう次のようなお話しもお子さんにはするようにしています。

・音楽以外の一般教育をしっかり勉強すること
・他ジャンルの曲、ヴァイオリン以外の楽器に少しでも接すること
・文献、楽譜を的確に読むこと、他人の知見や過去の知見も尊重すること
・自分でお金を稼ぐこと
・日本の歴史や文化も知ること
・自分自身の趣味や特技、好きなことも大事にすること

一介のヴァイオリン教師が語るようなことではないし、むしろ独学で悟るべき事かもしれません。けれども、ヴァイオリンを教える身として、ヴァイオリンを弾く上でもヴァイオリン以外の知識の重要性は強調したいところです。自分自身でマネージメントができるようになって自分の力で世に出て、求められ続けられる存在になって欲しいし、広い知識が次の時代の音楽やヴァイオリンの世界を作っていくものと思います。

※かつては映画音楽もポップスもみな人間が演奏していましたが、現在はかなりの部分がコンピュータで製作されています。「演奏」がとても簡単に作ることができるようになったのです。

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