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自分でできる調整と掃除:低コストでヴァイオリンの音色を良くする2

ヴァイオリンの能力を充分に発揮するためには程良い調整具合が不可欠です。例えるなら機械式の時計のようなもので、どこの歯車の調子が悪くても上手く時を刻むことができなくなってしまいます。調整の崩れたヴァイオリンはどんな名器でもひどい音がするし、安価な楽器でも適切な調整がされていればかなり良い音が出るものです。ヴァイオリンの音は調整があって成り立つのです。

調整というと、狭義には駒の位置や魂柱の微調整を弦楽器の職人さんに行って頂く事を意味するのですが、広義にはあらゆる箇所をうまく音が出るように整える必要があります。

演奏者が行う調整としては駒の角度の調整があります。表板に対して垂直になるようにと一般的には言われますし、通常の意味ではそれで充分です。でも、駒の角度をわずかに変えても少なからず音が変わります。駒の脚のバランスがテールピース側になるかスクロール側になるかで魂柱との関係が変わりますし、角度によって弦からの振動の伝達具合が変化します。音色を考えた時に、駒が大きく傾いて立っていたり駒自体が大きく曲がっているのは問題外と言うことになります。

楽器の掃除をまめに行う方でも、掃除で音が変わることはご存じないかもしれません。特に駒周辺は松脂が付着しやすいし、駒からの振動が直接伝わる部分のためでしょう、駒の下を掃除することで音が変わります。もちろん、胴体をきれいに磨けば少なからず音が変わるし、胴体内部の掃除も音が変化します。

あご当てやアジャスターのネジの締め込み具合でも音は変化します。あご当ては案外影響は大きく、胴体に付ける場所でも音が変わるし、ネジを締めすぎない方が好ましい響きをするようです。また、アジャスターも締め込み過ぎると響きが減少するように思えます※。

弓の張り具合は弾き加減だけでなく音にも影響が出ます。程良い張り具合は弓によって異なりますが、その弓にとって最もよく響き、しかも弾きやすい張りを探す必要があります。弓によってはオネジを45度も回せばかなり音色は変わるものです。また松脂の種類や塗り加減でもかなり音が変わり、概して塗り過ぎになっていてガシャガシャの音になっているケースが多いようです。

これらの調整や掃除は自分で行うのなら0円で実施できることです。ぜひ良い音のする調整加減でヴァイオリンを楽しんで頂きたいと思います。

※これはアジャスターによってE線が他の弦の反対方向に引っ張られるため、駒がねじれる事もあるのだろうと考えられます。アジャスターによる駒の変形を解消すると、音は変化します。

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