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店員さんに弾いてもらう:これから始める方のヴァイオリン選び5

ヴァイオリンを販売しているお店の店員さんは、多少はヴァイオリンが弾ける方がほとんどです。音大を出ている方がいらっしゃる場合もありますし、アマオケなどで活躍されている方もいらっしゃいます。

ヴァイオリンを選ぶ際に店員さんに弾いてもらうと大変に参考になります。

正直に格好付けず「これから始めるので弾けません。弾いてください。」と言えば、弾いてもらえる場合が多いはずです。弾いてもらって客観的に聴くと、音色の硬い柔らかい、音の大きさ、広がり具合がよく分かります。また、その演奏の雰囲気で店員さんの性格や態度がよくわかります(これが意外と大事です)。

これから始める方だけではなく、どんなレベルの方でも、楽器を選定時には客観的に聴いた方が音色面での失敗は少なくなります。自分で弾いて客観的に聴く音がわかることはほとんどありませんし、自分で弾いた印象は意外と客観的な印象と異なります※。

何となく言いにくい雰囲気がある場合も多いのですが、ぜひ「弾いてください」「客観的に聴かせてください」と遠慮無く言ってみてはいかがでしょう。わたしも、よく店員さんに弾いて頂くことはありますし、自分で弾いた印象とかなり印象が異なることがよくあります。

また、弓によって結構音の差がありますので、組み合わせる弓についても、いろんな組み合わせで弾いてもらうのが良いかと思います。

ぜひ、図々しくなって、気に入った音のものを選んで頂きたいと思います。

※それもあり、先生に楽器選びを一任するのはリスクがあります。先生に弾いてもらって、客観的に聴いて、その音で判断するのは比較的大丈夫です。

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