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良いコンディション=良い音? 使用による摩滅変形5/5

「ヴァイオリンは無傷のものを買わなければならない」と断定されていた時代がありました。先生が選定した楽器を生徒が疑いなく購入していた時代です。魂柱パッチや魂柱付近の割れは絶対ダメ、裏板の割れもダメ、表面の傷すら敬遠されていたことがありました。

たしかに楽器自体の骨董的価値は無傷・修復歴なしの方が高くなります。また、修復歴が少ない方が本来の音が出ている可能性が高いことも事実です。ですが、だからといって損傷のあるものを最初から考慮に入れないというのは、コストパフォーマンスの面で好ましいことではありません。

ヴァイオリンの価値は音にあります。良い音楽を聴かせることが「良いヴァイオリンの価値」という原点を忘れてはいけません。この点が曖昧になっているため、アマチュアのみならずプロまでもが楽器に悩むことになるのでしょう。

前回まで何回かに分けて楽器のコンディションのお話をしてきました。使えば減るし、自然にいたんでくる部分もあります。長期にわたって使用する道具として、当たり前の視点を持って欲しいと願っていました。そして、丁寧な修理をしてあれば見た目が悪くても良い音はするし、むしろ見た目の悪い楽器の方が本当は良いコンディションと言うこともあります※。

オールドなら、良いコンディションなら良い楽器というわけではありません。まして高ければ良いわけでもありません。楽器選びは「音」を最優先にして、先入観を持たずに数多く試すことが最良と思います。数多く試す中で、楽器を「鳴らす」技術も付いてくるはずですし、楽器を見る目も養われます。自分の感性を磨くことが良い楽器を安く選ぶ秘訣です。

※ボロボロに見える楽器はニスなどの修理が少ないという点で、むしろコンディションが良いと言える場合があります。

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