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弓の圧力:和音を一発で当て美しく響かせる4

和音を弾く際に弓の圧力が強くなりすぎることはよくあります。力一杯四重音を弾いてしまったり、三重音を「ブギャー」といった音を出してしまったり。気持ちはとてもよく分かるのですが、力で弾いては音はつぶれて汚くなってしまうし、音程もほとんど分からなくなってしまいます。

別のページ(→重音(和音)は意外と軽く 弓の動かし方5/5)でも触れていますが、和音を弾く際は二重音であれば単音の1/2の圧力、三重音であれば単音の1/3、四重音であれば単音の1/4で弾くような感じが適切な圧力になります。

圧力が強すぎると、弦の振動を阻害して音程感が少なくなるし、弓の圧力で弦の張力が変化するのか音程も変わってしまいます。音程が不安定な原因が右手にある場合は、左手が正確に押さえられていたとしても音程が悪く聞こえますし、どこの音程に合わせたらよいのか分からなくなってしまいます。

また、三重音、四重音を弾く際には、高い音を中心に考えるのではなく、低い音が充分に鳴ってから高い音に移るようにと考えると好ましい響きになります。合奏の際にコントラバスがいなくなってしまったら何とも貧弱な音になってしまいますが、和音では低い弦がチェロやコントラバスのような役割を果たします。

三重音・四重音は2本ずつ分けて弾くことが多いかと思いますが、下の2本が充分に「ぶーん」とうなってから上の2本を弾くようにすると美しい響きになります。そこから音程の良し悪しが問題になってきます。

和音を美しく弾きたいのであれば、まず音楽的な音・音程の分かる音でとお考えになると、良い音程に寄ってくるかと思います。和音を弾くご参考にして頂ければ幸いです。

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