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音程の幅:和音を一発で当て美しく響かせる3

和音を弾く際に最初から大きく音程が外れてしまうことがあります。音程の幅を意識することなく弾いてしまっている際に起こりがちなことで、そのままではいくら練習しても上手くなりません。

和音は左手の指の間隔が狭くなる場合と広がる場合があります。

例えば、6度の長調の音階は指の間隔が「狭・広・広・狭・狭・広・広・狭」となります※。通常、6度の場合は音程が狭い場合は指がくっつき、広い場合は間が空きます。つまり、「くっつく・離れる・離れる・・・」といったパターンで弾くことができます。

指の間隔が広くなる(6度:ミとド#)

指の間隔が狭くなる(6度:ミとド)

3度の場合は、指はくっつきませんが、「狭い」と「広い」の組み合わせと考えることができます。

8度の音程はハイポジションになるにつれて指の間隔が狭くなります。ギターのフレットのイメージで、駒に近い部分になるほど音程の幅は狭くなっていきます。和音を押さえる時は、1stポジションの時は広めに、3rdポジションの時は普通になどと考えることが可能です。

もちろん音程が高い・低いの意識も必要ですが、音程以前に指の間隔を狭くするか広くするかを意識すると和音は比較的近い音程になります。

まずは正確に合っている音程を目指すより、近い音程を作っていくことから始めるのが良いかと思います。そのためには、音程の幅の意識からなさってみてはと思います。

※開放弦を使う場合はもちろん異なりますが、音程の幅は短6度と長6度の組み合わせになります。

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