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ヴァイオリンを続けていくうちに、こんなことを続けて意味あるのか、良いことがあるのかといった思いに駆られる場合があります。ヴァイオリンは趣味としては相当高額なお金がかかるし、尋常でない手間と時間もかかる。長年努力してもなかなか良い音は出ないし、CDのように弾ける一瞬すらない。
おそらく多くの方が一度や二度は止めてしまおうかと思ったことがあるのではないかと思います。それは大人から始めた方ばかりではなく、子供から始めている方でも思うことでしょう。
わたし自身は子供の頃からヴァイオリンを弾いていますが、止めようと思ったことは一度や二度ではないし、逆に何回かマイブームが訪れて夢中になってヴァイオリンに取り組んだこともあります。ヴァイオリンがこの上無くつまらなく不愉快なものに思えたこともあれば、こんな素晴らしい楽器は他にないと感激出来たこともあります。
ヴァイオリンはひとつのことができるのに3ヶ月はかかる楽器です。どんな技術・スキルでも同様ですが1ヶ月や2ヶ月やってみて分かることなどほとんどないし、10年続けてやっと何かが見える性質のものではあると思います。1年や2年で悟った気になるのは「10年早い」と言いたくもなります。
ですが、ヴァイオリンを続けていったらどんな未来が待っているのか?どんな楽しみと苦しみが待ち受けていて、また、どんな楽しみ方があるのかが見えていれば、止めるにせよ続けるにせよ判断をする手がかりになるかと思います。
なお普段はなるべく客観的・普遍的な記事にしているつもりですが、今回は記事の性質上わたしの経験の話が多く出てしまうこと、ご容赦頂きたいと思います。
次回以降、詳しくお話させて頂きたいと思います。