最初に買う練習曲集 - 教本は何が良い?2
鈴木の2巻まで弾けるようになったら練習曲を始めて良いかと思います。また、大人の方で子供向けの教材を弾くことに抵抗を感じる場合もあるでしょう。この場合も、ある程度弾けるようになったら練習曲集を中心に練習しても良いかと思います。
練習曲でお勧めできるのはカイザー(Kayser 36 Etudes - Elementary and Progressive - Op.20)です。カイザーというとバカにされることがあるのですが、これを全てきちんと弾くのは結構難しいし、カイザーがきちんと弾ければ多くのオーケストラ曲でもアマチュアオーケストラで弾く分にはかなりこなせるはずです。
カイザーの使い方としてお勧めするのは、何度も繰り返し弾くこと。36番まで弾いてみたら、1番に戻って練習しなおします。これを何度もやります(もちろん一日でではないですよ)。カイザー以外の曲も練習しながら、数年かけて何度も練習しなおすことをお勧めします。
とりあえず弾けたら、次は完全な音程で、次は完全な音色でなどと練習のポイントにバリエーションを付けると効果的です。ただし、バリエーションをつける際は独学では難しいかもしれません。
カイザーのような比較的容易な練習曲は全部弾いて効果があるものです。従って、最初の1番や2番を練習して満足していては全く意味がありません。退屈ですし、5番くらいになってくると嫌になりますが、地道に順を追って何度もこなすことがポイントです。
練習プランの参考になれば幸いです。
ご購入はこちらからどうぞ(他にも数多くの版がありますので、楽器店や楽譜店などでもご覧になってみて下さい。なお、わたしはGingold版-出版社IMC-の1冊で36曲入った楽譜を使用しています)
→カイザーバイオリン練習曲 1
→カイザーバイオリン練習曲 2
→カイザーバイオリン練習曲 3
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