ヴァイオリンを弾くと身体が痛くなるという方もいらっしゃると思います。よく見られる身体の痛みとしては次のようなものがあります。
- 肩こり、首の後ろの筋が痛くなる
- 歯(特に左側)が痛くなる
- 背中が痛くなる
- 右手の親指が痛くなる
- 左手の指の付け根あたりが痛くなる
- 左手の手のひらが痛くなる
- 楽器と身体がすれて痛くなる
これらの痛みは「仕方ない」「ヴァイオリンはそういうものだ」と片付けられることが多いのですが、多くの痛みは演奏方法が間違っているために起こるものです。また、楽器自体が原因になっている場合もあります。
子供の頃から弾いていれば痛まない、大人からだから痛いというわけではありません。長年弾いたら痛まなくなるわけでも、上達したら痛まなくなるわけでもありません※。
せっかく楽しみで弾いているのに痛くて続けられなくなってしまうのはあまりに不幸であるし、それが演奏方法にあるとしたらもっと不幸です。
次回以降、痛みの種類ごとにお話していきたいと思いますが、今回は、「ヴァイオリンは痛い楽器ではない」「痛みに耐えて弾く楽器ではない」というところだけ、お伝えできればと思います。
※ヴァイオリンを初めて2週間程度は違和感が強い場合はあります。また、プロ演奏家のように8時間も弾き続けたら筋肉痛のような疲労はします。
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