ヴァイオリンを弓でこする感触は言葉では伝えにくいものです。うまく表現できる言葉は見つからないし、言葉ではうまく伝わるとも思えないのです。そこで、弓で弾く感触を簡単に体感できる方法についてお話します。
グラスハーモニカという楽器を使います。単なるワイングラスのことです。演奏法はグラスを指でこするだけです。こんな音です(→リンク(ファイルサイズ2MB程度の動画です))。
鳴らすときのポイントは、グラスと指を石鹸でよく洗って脂を落とすことと、グラスのふちを撫でるときの力のバランスです。強く押さえ過ぎず、弱すぎず。動かす速さも、速すぎず、遅すぎず。
この指でグラスを鳴らす感触と、ヴァイオリンの弓で弦をこする感触には、共通点があります。
この感触でヴァイオリンを弾いてみるといかがでしょうか?グラスを鳴らすタッチを意識して、弓で弦をこすってみると、極めて軽い力で大きな美しい音が出るはずです。ぜひ試してみてください。
←前の記事「音の出さない練習も大事な練習です」を読む
→次の記事「美しい音のCDを選ぶ」を読む
→ 一覧ページに戻る → トップページに戻る
|