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ヴァイオリン専門店にも大きな規模のお店と小さな規模のお店があります。また、新しいお店もあれば老舗もあります。
修理・修復、鑑定はもちろん仕入れ・販売についても、楽器の仕事は経験や人脈を要する仕事です。そのため、お店の大小・新旧にかかわらず、楽器店は店主のカラーが強く出ます。結局、お店選びは、店主選びになります。
店主に会うことなんて難しいのではと思われるかもしれませんが、それなりの演奏の技量と、楽器についての強い興味があれば会えるはずです。
話をすると、うすっぺらい感じを受ける店主もいるし、とても奥深く一言一言に多くの人生経験を感じさせる店主もいる。大して知識がないことがわかる店主もいるし、「この道ひと筋に何十年」の年輪を感じさせる人もいる。
そして、その店での購入を意識するのでしたら、あまりに浮世離れした人はちょっと困りますし、ビジネスライク過ぎるのもつまらない。
店主の経験・知識と人柄に敬意を抱くことができることが第一の条件です。その上、店主の考え方や趣味と自分の考え方や趣味に共通点を見いだせるのなら、良い買い物・良いつきあいができるはずです※。
※わたしは店主自身が高い修理・修復技術を持ち、かつ、名器への強い知識欲を持つ店主。そして、言うことがきれい事ばかりではない店主を好みます。