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シンコペーションのリズム:楽譜の読み方(リズム編)4

シンコペーションも頻繁に使用されるリズムで、なおかつ多くの方が苦手とするリズムでもあります。


譜例1:単純な例

上の楽譜のように音の長さの比率が1:2:1だけの場合は問題は少ないと思います。ですが、次の楽譜のようにタイでつながることで小節をまたがって1:2:2:2:2:2:2:2:1などとなった場合は、わけが分からなくなることも多いことでしょう。


譜例2:複数つながった例

シンコペーションのリズムを取ることが出来なくなるのは、拍の頭が分からなくなるためと考えることができます。シンコペーションは「1拍・2拍・3拍・4拍」などの基本的なビートの間にくる、「0.5拍・1.5拍・2.5拍・3.5拍」といったタイミングで音を出さなければなりません。その音に弾き手自身のビートが同調してしまい、拍の頭が分からなくなるのだろうと想像できます。

解決方法としては、まずは短い単位に分割して拍の頭を把握しようとする方法が考えられます。上記の譜例2の場合は、1:2:1 | 1:2:1 | 1:2:1 | 1:2:1 と分割することで理解しやすくなることがあります。こうすることで、自分で弾いている音と、拍の頭を同調させやすくなるのだろうと思います。

そして、分割させてリズムを把握することに慣れてきたら、頭の中では分割して考え、音はつなげて弾くようにするとうまくできる場合があります。シンコペーションをうまく弾く常套手段は、本来のビートを意識するということです。どこに拍の頭が来ているのかを意識するように工夫をすることでタイミングを計ることができるかと思います。

※シンコペーションも慣れと言えば慣れなのかもしれません。わたしの場合は、3拍子の曲で小節をまたがるシンコペーションが出てくると不慣れのため分からなくなることがあります。

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