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16/5/2 コンピュータ vs 人間〜「香りある」音色

コンピュータ vs 人間〜「香りある」音色

5月1日は7月分の予約開始日。7月上旬はお休みを頂くにもかかわらず、既に120コマほどの大変多くのご予約を頂きました。3ヶ月も先の予定を立てて頂き本当に有難うございます。復活の東京レッスンの火曜も多くご予約を頂き嬉しく思います。一方、愛知の火曜は7月より休止させて頂く事ご容赦下さい。また、土曜日・日曜日は東京にてレッスン。土曜日は朝9時からの変則的な日程だったものの9コマ、日曜日も8コマと大変多くの方にお越し頂きました。お越し頂いた皆様有難うございました。

時々書かせて頂く事だが、レッスンにお越しの皆様をどの方向にお連れするべきか考えることがある。どんな曲でも良い音程でスムーズに弾けるように指導する事が多くの音楽教室の方向性であるし、うちでもその方向性は持っている(大人向け教室としてはかなりハードな内容だとも思う)。だが、巷間の音楽教室ではあまり指導されない内容として「音色」がある。うちは「音色」への積極的な指向性が強いとは言えるだろう。

良い音程でスムーズに弾けることはコンピューターの得意とするところ。現実に街中やテレビラジオで流れる音楽はコンピューター演奏がとても多い。音程もテクニックも正確で、アーティキュレーションもどうとでもコントロール可能で、スピーカーを通して聴く分には人間が弾くのと変わらない程のクオリティになっている。ともすれば、人間の生演奏の方が白々しいくらいだ。

人間に勝ち目があるとすれば「音色」だろうか。「音色」は「味わい」「香り」とも言え、一音聴いただけで「なんておいしい」「いいにおい」と思えるような音も確かにある。そこに人間の行う生演奏の残された道があるのだろう。正確な音程でマシンのように弾くことも一種の魅力にはなるが、「おいしい音」「香り立つ音」で聴き手に幸せにすることが演奏の目的と見直される時は近いと思う。

クライスラーの弾くベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲のような香りと言えるだろうか。また、少し前のことだがレッスンにお越しの方からアルノルト・ロゼ(1800年終盤から1900年前半にかけてのウィーンフィルのコンマス)を教えて頂いて、クライスラーを超えるような香りを感じた。ヴァイオリンの音色はショボショボな音でもなく、がなり立てる音でもなく、聴き手の気持ちを「ほわっ」とさせる魅力あるものなんだとお伝えできればと願う。

ダウンロードや動画サイトですぐにどこでも音楽が聴ける時代にあえてレコードで音楽が聴かれているとも言われる。インスタントコーヒーでコーヒーは飲めるしそれで充分な人も多いのだろうけれど、サードウェーブコーヒーやスペシャルティコーヒーが人気だ。現代に不足しているのは「香り」かもしれない。そして、「香り」はコンピューターには当面出来ないことかもしれない。

今月もどうぞよろしくお願い致します。

 



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