ヴァイオリンがわかる!

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上手くなったなあと

土曜日は東京にて日曜日は愛知にてレッスン。特に土曜日は8コマとなり、今回も大変多くの方にお越し頂き有難うございました。今回苦労して時間をかけて練習して頂いたことが実を結んでいることが分かる方もおられ嬉しく思っております(こういう瞬間があるから、わたしもレッスンが続けられます)。

お越し頂いた当初は、最初は音とも言えない音だったり音程は無い状態(文字通り「無い」こともあります)からの方も多く、そこから持ち方や姿勢を整え、ボーイングが安定してできるようにしつこく続け、音階練習を重音も含め一通り進めて音程を知って頂き、スズキの教本を使いながら楽譜を何となくでも理解できるようになって頂き、カイザーで技術の実用化をして、曲も何度も繰り返して・・・と進めていくことが多い。

急に全体的に上手になることはできないが、少しずつ蓄積を続けていくと成長曲線はいろんな形があっても着実に上手になっていく。そうやって長年続けてきた方の中で、厚みのある音でほぼ正確な音程で表情もついてと、だいぶ立派な音楽ができる方も出てくるようになった。

「いつの間にか上手くなったなあ」と思うときはわたしには嬉しいこと(^^)。「いつの間にか大きくなったねえ」と言う親戚のおじちゃんのような感じか(ちょっと違う)。


生きた楽器になるには

金曜日は楽器の勉強をさせて頂きにでかけた。

時々このサイトでも、「楽器に内在している音楽を引っ張り出す」と書いている。音楽を引っ張り出すことが困難で音楽がうまく進まない楽器もある。本当に普段弾けるはずの曲も引っかかって弾けなくなってしまい、フィンガリングすら分からなくなってしまう。でも、それをちょっと調整をして頂くと俄然音楽が湧き出るような楽器に導かれるような感触に変わることがある。

駒や魂柱の作り方についてお話を伺った。駒の脚は曲面に密着するように削るもので、それだけでも職人技であるし、その上、駒の振動具合が音色を大きく変える。駒をひと削りすれば音は大きく変わるし、駒を立てる場所や傾きでも音は大きく変わる。

魂柱も曲面かつ斜めになっている表板と裏板の間に正確に密着するように作るわけで、しかも弦を張ってテンションがかかったときにきちんと密着する必要がある職人技の世界。もちろん削り方だけでなく、表板と裏板の間に挟み込むことだけでもテクニックを要するし、その場所や圧力で音は大きく変わる。

でも、ひとつひとつの作業をきちんと施して全体的に「健康な状態」にすると楽器は音楽を歌う生き物になるし、「不健康な状態」だと音楽を引っ張り出すことも困難な木箱になってしまう。音楽ができるかどうかは、楽器自体の値段よりも調整の善し悪しが効いているように思える。

どんな楽器でも同じように弾けた方が堅牢なテクニックと言えるかもしれない。でも、人間だけでなく楽器自体も音楽を作っている事を知って欲しいために、このサイトでは楽器について多く書いている。楽器について知れば知るほど実際にそう思うところであります。

 



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