ヴァイオリンがわかる!

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いきなりガウディにせずに

土曜日は東京にて、日曜日は愛知にてレッスン。2日間で17コマ!今回も非常に多くの方にお越し頂き有難うございました。わたしも頑張りました(^^)。

目標とする音についてお話しさせて頂くことがしばしばある。様々な表現で説明するが、視覚的なイメージでお話しすることも多い。建築としてはガウディのような複雑(奇怪?)な造形ではなく、まずは直線的かつガラス張りのビルのようなものにとして頂くことが多い。単純な線と面の組み合わせで出来ているものをイメージして頂く。

こういうことを言うと「音楽はそんな単純なものじゃないよ」と反論が聞こえてきそうであるし、自分だってもうちょっと複雑なものだと思いたい。けれども、いきなりガウディにしようとしたところで、単なる下手な造形にしかならないだろう。

クラシック音楽は歴史を乗り越えた普遍性に意味があると考えている(その中でベートーヴェンとモーツァルトは最も普遍的であると思う)。勘違いした「個性」は不要であるし、演奏家も楽器も見えず、「音楽」だけが浮かび上がるのが理想的と考える。普遍的なものにするには、なるべく「普通の造形」にまずは作り上げようとするのが望ましいと考えている。

 


二大スタンダード

上の話に関係して、金曜日の話。弦楽器専門店の文京楽器さんの展示会と、金曜日からのセールで気になる楽器があったのでお茶の水のギターショップのウッドマンさんに出かけた。

ギターの話から。1955年製古いギブソンJ-45というギターを弾かせてもらった。これはマーティンD-28というギターと並んで、最もスタンダードとされる楽器。ギブソンのアコースティックギターは縁がなく、これまで弾いたことが無かった。

スタンダードの力を感じた。マーティンとは違う音だが、確かに万人にとって「これはすごい」と思わせるパワーを備えた音だろうと思った。欲しくなったが少し迷って保留にしたら、翌日には売れてしまった(^^;。

ヴァイオリンの世界ではストラディヴァリとグァルネリ・デル・ジェスがスタンダード。弓であれば、トルテとドミニク・ペカットだろう。これまでドミニク・ペカットがスタンダードである理由が分からなかったのだが、今回文京楽器さんのフェアで弾かせてもらったドミニクからはスタンダードとされる理由が分かった気がした。

ストラドとトルテは正統、デル・ジェスやドミニクは異端というイメージがあるが、いずれも音のパワーや張りを備えていて、かなりのところまでは似ている。その上での、音のニュアンスが異なる。決してエキセントリックなものではなく、最終的な味付けの方向性が違うというところが納得できた。背中合わせで向いている方向だけが違うと言ったらよいだろうか。

金曜日は貴重な経験が多く、非常に有意義に過ごせました(^^)。

 



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