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水曜日・木曜日は東京にてレッスン。特に木曜日は非常に多くの方にお越し頂き有難うございました。
今回も音程について多くお話をさせて頂いた。うちでは音程が「高い」「低い」と指摘することより、「こういう原因があるから音程が違ってしまった」という説明をさせて頂くことが多い。楽譜の読み間違いや左手の形やひじの位置はもちろん、楽器を持つ高さや、弓の松脂の塗り具合に原因があることもある。楽譜に意識が行き過ぎて音程に気が回っていないケースもよくある。
絶対的な音程を作るのはとんでもなく大きな演奏コストがかかるが、相対的な音程は比較的低コストでできるのでは無いかと思う。別の言い方をすれば、ガチガチに正確な音程を身体で覚えようとするのではなく、「まあそのへんで」といったイタリアン(?)な感覚。
イタリアンなラテン系のノリでヴァイオリンの技術を考えると、案外うまくいくことも多いように思える。やはりヴァイオリンはイタリアの楽器なんだろうかと思わされる瞬間。