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月曜日は愛知レッスン2日目。連休の最終日にもかかわらず、8コマと非常に多くの方にお越し頂き有難うございました。
とある方に「音」を「音楽」にするにはというお話をさせて頂いた。音は前後の音と関係し合って音楽になるもの。その「音」が唐突に出てくるのではなく、前の音があって、前の音が次の音を連れて来る。非常に漠然とした話だけれど、リズムもフレーズも前後の音との関係で音楽になるとお話させて頂いた。
「音楽」にするための技術であり、楽器の性能。技術的に「音楽」にすることもできるし、良い楽器を使えば、音が音楽になる。
「音楽」の根本的なお話をさせて頂く方が増えてきたのはわたしとして嬉しいこと。
先日亡くなったスティーブ・ジョブズの言葉。「ハングリーであれ、愚か者であれ」と日経では訳されているけれど、さまざまなとらえ方ができるのかなと感じている。下の動画は、スティーブ・ジョブズの伝説的スピーチ。
疑問を持つことがhungryかなと思う。そして、信念を持って正しいと思うことを実行するのがfoolishなのかなと思ったりもする。
ガリレオは自分で天体の見ようとしたところがhungryで、事実に従って論を発表してしまったのがfoolishかもしれない。そういう意味では科学者も政治家もhungryでfoolishでなければならない。もちろん、芸術家や音楽家も。
一般的に、思考停止してしまって、「そういうものだ」で片付けられていることが数多くある。それがクレバーなことかもしれないし、保身する俗物が「賢い」のかもしれない。特にクラシック音楽をはじめとして音楽ビジネスの世界はそれが顕著と思う。
かなり深い言葉だなと思っている。「正しい」と言うことはどういうことかにもつながるから。自分にとって何が正しいことなのかな。