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月曜日は愛知レッスン2日目。この日は久しぶりの10コマ(レッスンが10時間)になった。頑張りました(^^)
この日にお越しの方はいつもお越しの方ばかり。
皆さんが初めてお越しになったときの音はそれぞれ覚えている。弱くかすれたような音だったり、ハードなディストーションのかかった音だったり、カオス状態になっていたり。それが皆さん艶やかな音になり、ヴィブラートがかかりと、ずいぶん良い音になったなと。
もちろん「良い音」には終着点はないのだから、より良い音へと現在進行しているわけだけれども、振り返ってみると思いのほか遠くまで来ていることになる。
お役に立てているのか、ご満足頂けているのかは分からないけれども、良い音になっていくのを見ていくのは嬉しいもの。あんなに小さかったのにすっかり大きくなって。すっかり「親戚のオジサン」の心境です(^^)。
早朝に出て新幹線で移動して深夜に帰るのがしんどく思うこともなくはない。けれども、これがあるからレッスンをやる頑張り甲斐があるというもの。お越し下さっている100名ほどの方の音色を作っていく責任とその成果。頑張らなくては(^^)。
先週の話だけれども、お茶の水へ。ギターショップを一巡(^^)。楽しいひととき(他にやることないのかねえ)。元気は使わなければ減ってしまうから元気のあるときにおでかけ。
ぜひ見たい楽器があって見せてもらい音を出させて頂いたけれどピンとこなかった。
お店を巡っていると真っ白の楽器が目にとまった。子供の頃あこがれていたヤマハのAPXシリーズというエレアコ(アンプにつなぐことのできるアコースティックギター)。このシリーズ何本か弾かせてもらったことがあるけれども、生音が貧弱な音で(ハウリング対策のためそれはそれで良い)どうも欲しいとは思えなかった。
この白いギターはヤマハのAPX-97LTDという機種で100本限定の珍品。音を聴かせてもらうと店員さんのチューニングの時点で生音が低音がよく響く良い音がする。「!」と思う。弾かせてもらっても「音楽」が出てくる楽器。これは良いかも!
前日に入荷したばかりだったそうで値札も無かったけれど値段を聞いたら驚くほど安く、お持ち帰りをすることに(^^)。またお友達を増やしてしまった。
指板の桜模様がチャームポイント(^^)
ギターをそんなに買ってバカたれと思うけれど、これはビョーキなので仕方ない(^^)。ヴァイオリンもそれを続けてほぼ理想の楽器に出会うことができた。オールドから新作までこれまで何本も楽器と弓を使ってきたけれど、現在皆様にお届けしている音はわたしのほぼ理想とする音。
良い楽器に出会いたければ自分の足を使って探すことと、さまざまな情報ではなく自分の耳を信じることと思う。そしてそれを続けること。良い出会いがあったり、思わぬ偶然があったり、良いご縁に巡り会うことができなかったり。
それは何につけても同じなのかもしれないけれども。