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銀座の山野楽器に行き、CDを物色する。試聴機で最初の10秒だけ聴いて「これ!」っと思ったのがあったので、即買い。久しぶりの大当たりCDでした(^^)
ヴィクトリア・ムローヴァのヴィヴァルディの二重協奏曲集。Amazonだと→これです。
全然知らない曲であるし、どのように良いのか説明が難しいのだが、強いて言葉にすれば「面白い」というところに尽きる。
もちろん音色は極めて良いし、演奏もめちゃくちゃ良い。だが、それ以上に音楽が貴族の暇つぶしだった時代の音楽ということもあり、聴いていてショーとして素直に面白い。「え?次どうなるの?」、「おお!すげえ!」「なんでこんな音が?」という感覚。ショーとしてのスピード感も良い。
こういう感覚が得られるクラシック音楽のCDはかなり少ない。特に国内の演奏家には皆無と言っても過言ではない。
ヴィクトリア・ムローヴァは随分昔から聞いていて、もちろん超一流の演奏家のひとりなのだが、こんな面白い演奏は初めてではないだろうか。ムローヴァが、ヴァイオリンが、という以上に、知らない曲なのに音楽として楽しいし、それが嬉しい(長年やっていると、ヴァイオリンの演奏がつまらなく感じることもあります)。
しばらくの間、愛聴盤になりそう(^^)