具体的なヴァイオリンの持ち方


「弓の持ち方」に続いて、「ヴァイオリンの持ち方」のお話です。

ヴァイオリンの持ち方は意外と難しく、初めてヴァイオリンを持つ方や、独学でなさる方は、まずヴァイオリンの持ち方でつまずくようです。ヴァイオリンの高さや方向の加減、あごの位置などの位置関係がおかしかったり落ち着かなかったりします。

鈴木鎮一氏(才能教育の創始者)の方法をご紹介することにします。多くの方がこの方法でうまくいきますし、ヴィオラ奏者のプリムローズも推奨している方法です。

誤解が多く、また、誤って教えられることすら多いことを先にお話ししなければなりません。あごでヴァイオリンを持たなければならないという誤解です。

ヴァイオリンをあごだけでで支える必要はありません。必ず、左手を伴って楽器は支えられるべきと考えて下さい※。

画像を交えて手順をお話しします。(見せるような顔ではありませんが、顔を出さないと楽器との位置関係がわかりませんので。改めて、どうぞよろしくお願いいたしますm(_ _)m)

1. 右手でヴァイオリンを持ちます。
2. 左手を右肩に当てます。→画像
3. 自分から見て首の中心よりやや左側めがけてヴァイオリンを持ってきます→画像
4. 首やヴァイオリンを多少動かして落ち着きの良い位置を探します→画像
5. あごをあご当てに当てます。あご当てのくぼみは、あごよりやや左側に来ます。
6. ヴァイオリンを右手で支えたまま、左手を右肩から離します。→画像
7. 左手でネックを支えたら右手を離します。


ヴァイオリンを持つ参考にして頂ければと思います。

※プリムローズ、メニューインなど多くの奏者も言っていることです。あごだけで支えようとすると、首や左手、音色に悪影響が出ますし、ヴァイオリンが必要以上に難しい楽器になります。

※PC版サイトでは動画で説明しています。よろしければご利用下さい。 http://www.violinwakaru.com/artcl_30/30_00081.htm
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