ヴァイオリンによって音が違うのでしょうか?複数の楽器を比較して弾いたことのある方なら、当然のように違いが分かるかも知れません。ですが、比較したことのない人にとっては、どんな違いがあるのか想像もつかないのではないでしょうか?
見た目にもだいたい同じような形だし、見た目の違いは色くらいしか分からない。それが率直な印象ではないかと思います。
ヴァイオリン毎に音の違いはあります。人の声くらいの違いはあります。人の声でしたら、「張りのある声」、「太い声」、「か細い声」、「繊細な声」などはすぐにイメージできると思いますが、ヴァイオリンの音の違いも、人の声と同じくらいの差はあります。
人間の場合も、ヴァイオリンと同じく見た目には大した違いがないにもかかわらずです。
人の声は、体格やのどの長さ、鼻の孔の太さなど、多くの要素が声の質を決めます。ヴァイオリンも、楽器の大きさ、板の厚さはもちろん、削り方、ニスなど、ちょっとした違いが大きく音を変えます。
今回は、まず、「ヴァイオリンによる音の違いはある」ということをお伝えできればと思います。しかし、多くの方にとっては、「良いヴァイオリンの音ってどんな音?」と言うことが重要なのではないでしょうか?次回はそのお話をすることにします。
←前の記事「ストラドはそんなに良いのか?」を読む
→次の記事「自分の「良い音」とみんなの「良い音」」を読む
→ 一覧ページに戻る → トップページに戻る
|