CDを聴くよりも、本を読むよりも、演奏を見た方がずっと得るものがあります。まさに、百聞は一見にしかずです。もちろん、実演を見るのが一番良いのですが、名演奏家の演奏を5mの距離で見られる機会はめったにないものです。
ヴァイオリンに限らず、自分の中の常識を高く持つことは、より豊かな毎日を送る手助けになると思います。良い演奏家の演奏を見聞きして、良い演奏がいつでも頭の中にあることは、自然と自分の演奏レベルを引き上げることになるはずです。
巨匠の演奏を自然に吸収するのに、CDやDVDなど情報、あるいは、伝記や書籍は役に立ちます。映像をを見たり、録音を聴いたり、本を読んだりするのは、単純に技術を知ってまねをするためではなく、自分の中の常識を高く保つため、と考えると、演奏のポイントを捉えることができるようになると思います。
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