一生懸命にヴァイオリンに取り組んでいる人ほど、「木を見て森を見ず」になりがちです。映像を見て勉強をしようという場合のポイントをお話しします。
ヴァイオリンのビデオを見るときには、部分を見ようとするのではなく、全体の雰囲気をとらえるようにした方が、長期的に見て良い結果につながります。
「弓の持ち方は?」「楽器の高さは?」といった分析的かつ重箱の隅をつつくような見方をすると、映像から伝わる名演奏家の「呼吸」や「雰囲気」といった大事な要素を見逃してしまうところも多い。
「勉強をしよう」という不自然な見方をしないで感じるまま眺めること。これが、映像を見るポイントと思います。そして、見ていて何か気がつく点があれば、それで良いと思います。
名演奏家がどんな気持ちで、どんな呼吸で演奏しているかを垣間見るのに、映像は大変有用な情報源です。名演奏を見てから演奏してみると、自分の音楽が変わっていることもあります。ぜひ、お試しください。
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