「○○○だから良い」、「×××だから悪い」といった「だから論」はコマーシャルで頻繁に使われる手法です。
一見、論理的に聞こえますが、こういった思考方法は、物事を素直に捉える感覚を鈍らせます。
ヴァイオリンの愛好家に限らず、マニアには情報がお好きな方がいらっしゃいます。共通するのは「ストラディヴァリを使っているから良い音」、「96kHzサンプリングだから良い音」、といった、雑誌やCDの解説などに頻繁に出てくる「だから論」。
「だから論(言い換えれば紋切り型思考)」に陥ると、情報に惑わされて、「良い音」を感じる素直な心や「良い音楽をつくる」という目標が曖昧になることがあります。
氾濫する情報は横に置いて、素直にCDを聴いたり、自分の信じる音を出そうとヴァイオリンに接してみてはいかがでしょうか?
←前の記事「毎日自然に聴く」を読む
→次の記事「お勧めのDVD」を読む
→ 一覧ページに戻る → トップページに戻る
|