あこがれの人、目標となる人。ヴァイオリンを弾くにあたってそんな人はいますか?具体的な目標を持つことは、上達の助けになります。
誰でもいいのです。「この演奏家のような音で演奏したい」という目標を持った方がよいと思うのです。わたしの場合は、若い頃のアイザック・スターンが目標でした。
「この人のようになりたい」という強い欲求を持つことが、美しい音で演奏できるようになる第一歩です。最初はあまりにも差がありすぎて追いつけないように思えます。ですが、目標に追いつこうとすることで、次第にその目標の演奏に近づいていくものです。
どんな芸や技術も真似をすることが上達の基本です。目標となる人を目指して、模倣を続けていると、いつの間にか上達している。目標に到達するには時間がかかりますが、出来るだけ高い目標を掲げてみてはいかがでしょうか?
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