ヴァイオリンを弾くには、手本となる音としてCDやDVDが必要ですし、参考にするためや興味を満たすための書籍が必要にもなります。もちろん、手当たり次第購入するのが一番ですが、誰もがそこまでできるものでもないでしょう。
多くの方がなさっているかと思いますが、CDやDVD、書籍は図書館で借りるのが安上がりです。図書館はクラシック音楽のCDなら小規模なCD屋さんより充実していることも多いし、クラシック関連の書籍もそこそこにある場合が多いようです。また、欲しいもののリクエストもある程度受け付けてもらえるはずです。
ただ、公共施設やレンタルの場合は種類が限られるし、名演奏がそろっているとは限りません。自分好みのものを望むなら自分で購入するしかありません。
購入するときは中古CD、DVD、中古書籍を利用するとおよそ半額程度で済ませることができます。クラシック音楽の中古CDや書籍を扱うお店は都市圏が中心ですし、かつてはその中から目当てのものを探すのは大変な手間がかかりました。ですが、今はネット通販で容易に目的の中古CDや中古書籍を購入できます。
一番有名なのはご存じAmazonです。 →Amazon.co.jp
ご存じかとも思いますが、普通に店頭で売っていないようなものまで扱っているし、マーケットプレイスと呼ばれる中古市場があります。中古市場では入手困難のものは高値で販売されていますが、定番のものならかなり安価に入手できます。
ただ、いくら安価であっても当てずっぽうに購入しては結局割高になってしまいます。それほどこだわりがなく良い演奏のCDを一枚という場合には、CDの解説書を入手しておくと役に立つはずです。
わたしは、あまりこだわりのない曲は、以下のような書籍を参考に選んでいます。
「名曲名盤300(レコード芸術編)」
少し古い本ですが、交響曲からピアノ曲まで主要な曲について、複数の評論家が点数を付けています。その点数の合計を1位だけでなく、10位まで示してあるため非常に便利。皆が一致して高得点の場合は安心して購入できます。
→Amazonでこの書籍を見る
「ヴァイオリン/チェロの名曲名演奏(渡辺和彦著)」
これも少し古い本ですが、著者は弦楽器に詳しい評論家で、曲の解説と推奨CDに関して信用できうる情報が記載されています。推奨CDも一枚だけでなく複数掲載されているため便利です。
→Amazonでこの書籍を見る
CDやDVD、書籍を安価に効率的に入手するヒントになれば幸いです。
←前の記事「弦 - 最小限の費用でヴァイオリンを楽しむ2」を読む
→ 一覧ページに戻る → トップページに戻る
|