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手首からと、腕からと - ヴィブラートの練習方法 4/5

よく言われるように、ヴィブラートには主に「手首からのヴィブラート(ハンド・ヴィブラート)」と「腕からのヴィブラート(アーム・ヴィブラート)」があります。

「手首からのヴィブラート」が正しい、いや、「腕からのヴィブラート」が正しい、といった話もよく聞きますが、どちらが正しいわけでも、どちらが間違っているわけでもありません。ただ、出る音色に若干違いがあるため、両方できるのが理想とは思います。

通常は、片方をマスターしてから、もう一方をできるようにすればよく、これからヴィブラートを始める方や、始めたばかりの方は当面やりやすい方だけで構いません。

ヴィブラートの際の手首、または、腕の動きを理解頂きたいと思います。まず、演奏時の手首および腕の動きを見てみてください。

手首のヴィブラート(再生ボタンをクリックすると動画が再生されます。音が出ます)

腕のヴィブラート(再生ボタンをクリックすると動画が再生されます。音が出ます)

動きが手首から発生しているか、腕から発生 しているかの違いがお分かりでしょうか?

この動きを理解するには、壁に向かって手を動かしてみると分かりやすいと思います。人差し指で壁をノックするように、動かします。

「手首からのヴィブラート」の場合(再生ボタンをクリックすると動画が再生されます。音は出ません)

「腕からのヴィブラート」の場合(再生ボタンをクリックすると動画が再生されます。音は出ません)

この動きが、一秒に8回(四分音符=120として4回。すなわち8Hz)で繰り返されることになります。ヴィブラートの動きを理解する手助けになれば幸いです。

参考:Simon Fisher, 1997, Basics,Peters

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