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コロナ禍をきっかけに2020年3月からオンラインレッスンを開始しノウハウの蓄積が出てきました。
オンラインレッスンの可能性については15年も前から試行錯誤をしていました。当初は画質音質のクオリティーが不充分で、現在でも充分とは思いません。けれどもこの1年間に通信回線のバックボーンが大幅に強化されたのか、画質音質共にストレスが少なくなってきました。
機材はある意味何でも良いです。充分な通信速度と端末の設置ガイドラインに従って頂ければ教える側にはそれほど不自由はなく指導は可能です。大事なのは機材ではなくオンラインレッスンのメリット・デメリットに沿った運営方法と頭の切り替えです。一般的なテレワークで問題になるのは機材ではなく既存のビジネススタイルを頑なに変えようとしない固い頭だと思います。
オンラインレッスンで可能な事・不可能な事も分かってきました。教える側としては懸念したよりも可能な事が多い印象です。
可能な事
・レコード、CDなど音源で聴くことができる事(音程、リズム、音色、表情)
・映画、テレビ、ビデオなど動画で見られる事
すなわちほぼ全ての事です。
不可能な事
・全く初めての方へのレッスン
・合奏(遅延が生じるため)
・駒の傾きなど楽器の状態を確かめる必要がある場合
・音源では聴き得ない音量や音質を示す必要がある場合
それは幼稚園でオンライン学習は不可能であるし、高齢者の介護施設でテレワークが不可能な事と似ています。もちろんオンラインで成り立ちにくい事やクオリティー面での課題はあれど、本質的にはヴァイオリンのレッスンで直接触る必然性は多くないものです。
次回以降詳細にお示ししていきたいと思います。