名器が実際にどんな姿をしていて、どんな値段で取引されているかご存じでしょうか?
ヴァイオリンを知る際の情報源として、おすすめしたいのは一次情報です。そして、ヴァイオリンの世界で一番リアルに取引の様子が分かるのがオークションです。
まず、ヴァイオリン専門のオークションサイトをご紹介します。
Tarisio : http://www.tarisio.com/
→Tarisioのホームページはこちらです。
希代のヴァイオリン収集家であるタリシオの名前を冠した、弦楽器専門のオークションサイトです。何より、写真の大きさがとても大きく、楽器の細部まではっきりわかります。
有料登録しないと大半の楽器は拡大してみることが出来ないのですが、無料の範囲でもストラディヴァリやグァルネリなど多くの楽器の拡大写真を見ることができるのが貴重です。
もうひとつ、弦楽器専門のオークションサイトをご紹介します。
Gasparo da S@lo: http://www.dasalo.com/
→Gasparo da S@loのホームページはこちらです。
ヴァイオリン製作の始祖のひとりと考えられる、ガスパロ・ダ・サロの名前を冠した弦楽器専門のオークションサイトです。Tarisioと同じく、写真の大きさがとても大きく、楽器の細部まではっきりわかります。
次に、一般的なオークションサイトです。
Sotheby's : http://www.sothebys.com/
→Sotheby'sのホームページはこちらです。
サザビーズはクリスティーズと並んで世界最大のオークショナーと言って過言ではないでしょう。世界中のアートや貴重な品を数多く取り扱い、名画などの取引でも有名です。このサザビーズのサイトではオークションの内容は"BROWSE CATALOG ONLINE"でオークションの結果は"AUCTION RESULTS"で見ることができます。
ヴァイオリンはこの中の"Musical Instruments"で取り扱っています。写真は小さいのですが、楽器の生の値段を知ることができます。
閲覧にはユーザ登録が必要ですが、今のところ特にスパムも来ないし、安心して閲覧できています。
Bonhams : http://www.bonhams.com/
→Bonhamsのホームページはこちらです。
ボナムスはサザビーズ、クリスティーズの次にくる第3のオークショナーと言って良いでしょう(フィリップスがあった頃は第4のオークショナーのイメージでしたが)。
Sale Results→Past Sales→Musical Instrumentsを検索で、楽器のオークション内容を見ることができます。画像は大きくないのですが、拡大が可能でかなりくっきりと楽器のコンディションを見ることができます。
Skinner : http://www.skinnerinc.com/
→Skinnerのホームページはこちらです。
アメリカのオークショナーであるスキナーのサイトです。
Fine Musical Instruments→View Past Auctionsから、写真入りでカタログを見ることができます。写真は表側しかなかったり、裏側しかなかったりしますが、それでも、充分参考になるかと思います。
オークションはいろんな面で本当に勉強になります。楽器店にとっても仕入れ先のひとつで、ある意味、楽器店と同じ立場で楽器を見ることができます。
楽器を知るのには、まず、オークションを覗いてみたらいかがですか?
※オークション価格と楽器店での価格と比べて、単純に「楽器店は儲けすぎている!」と思わないでください。楽器店での価格には、落札価格だけでなく、オークションの手数料に加え、修理調整など多くの諸経費と在庫リスクを含んでいることを忘れないでください。
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