思わせぶりなタイトルですが、実際はプロであろうとアマチュアであろうと、こなすべき練習メニューはそれほど変わらないことを、最初に主張しておきます。
レッスンを受けていれば、どんな練習をしたらよいのか自然に分かるものです。ですが、先生に習っていなかったり、子供のうちに止めてしまったような場合は、練習の仕方を知らずに現在に至ってしまった、ということも少なくないと思います。
そこで、プロを輩出している教室での練習メニューについてお話ししたいと思います※。
もちろん先生によって教え方・練習メニューは異なるでしょう。ですが、多くの情報を総合的に判断した上で下記のメニューが一般的と考えられます。おそらく、多くのプロの方もこういったレッスンのメニューをこなしてきたのではないかと思います。
- 音階練習:小野アンナ、カール・フレッシュ
- 技術練習:セブシック、シュラーディックなど
- 練習曲:カイザー、クロイツェル、ローデ
- 曲:すすみ具合に沿った曲を
およそ上記のようなメニューを行うことが多いようです。各々の詳しいお話は次回以降お話ししますが、まずは、概要と言うことで。
上記のメニューを練習すれば上達が約束されるというわけではありませんし、これだけが練習の全てでもありません。ですが、「一般的な」練習メニューを知ることで、練習の方向性を知る手がかりにはなるのではないかと思います。
練習の参考になれば幸いです。
※プロを輩出しているといっても、プロになる前は誰しもアマチュアなわけですし、同じ教室でも音楽の道を選んだ人がプロにすぎません。従って、アマチュアとプロとを分けることに意味はなく、練習方法にも変わりはありません。誤解が多い点ですので、念を押しておきたいと思います。
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