ヴァイオリンの先生を介してヴァイオリンを購入することの特徴について、お話しします。
ヴァイオリンの世界では、「先生を介して購入する」という形式が、一般的な形式のひとつです。誤解を恐れずに言えば、「先生が勧めた楽器を買うのが常識」という風潮さえあります。
もちろん先生が仕入れからやっているわけではなく、楽器店に依頼して持ってきてもらうという形です。
- 著名な先生の場合、楽器店からも良い楽器を紹介してもらえることが多いようです。
- 楽器の知識は、先生によってさまざまだが、先生が良い楽器を使っているなら、選定も信頼できる。
- 好きなタイミングで、好きな楽器を選ぶことは不可能。
- 値段は先生の考えによりさまざま。
- 価格保証は特に明記はされないが、暗黙の保証があることがある。
- 修理は自分でヴァイオリン専門店や工房に持っていくことになるが、楽器店を先生から紹介してもらえることがある。
先生が良心的かつ人望のある方なら、自分で楽器店で購入するより、良い楽器を比較的安価に紹介してもらえる可能性が高いと思います。
ですが、悪い先生と悪い楽器店が「ぐる」になっている場合は、無理に楽器を売りつけられ、高額なリベートも受け取るという悪徳教師と悪徳楽器店の餌食になることもあり得ます(1981年の芸大事件が有名ですね)。生徒は断れない立場にあるだけに、こういうビジネスは許せないことです。
食品で言えば、お茶の先生から茶器を買うようなものでしょうか?(よく知らないのですが)
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