録音機のレビュー記事を掲載していましたが2006年頃の情報のままになっていました。当時はICレコーダーがまだ一般的とは言い難い頃でした。その後、iPhoneなどスマートフォンやiPadなどのタブレット端末が登場し、あらゆる音楽用電子機器がiPhoneやiPadのアプリになりました。録音機についても状況が一変しました。
当時ご紹介していたRolandのR-09は充分高音質で、頑丈で、乾電池で使えて、今でも悪いものではないと感じていますが、スマホをお持ちの方にとっては単体の録音機を別途持ち歩く必要はなくなったのだろうとも思うようになりました。
ここではiPhoneやiPadなどiOS端末について扱うことにしたいと思います。音質はそれほど良くないもののiOS端末単体でも録音・録画ができます。音質にこだわらなければこれで充分と言えますが、音質を良くするためにiOS端末用のマイクも存在します。今年(2014年)9月にiOS端末のLightning端子に接続できる興味深いマイクが発売されましたので購入してみました。ZOOM iQ7という製品です。
奇妙な形のマイクですが、これにiPod touch(5G)を組み合わせると次のようになります。
ZOOMの録音アプリHandyRecで使ってみました。音質はかなり良いです。マイクの大きさから想像する以上に低音側も高音側も伸びているし、普通の操作で普通に良い音で録音できるところが大変に優れています。小型軽量であるし、Lightning端子に差し込むだけですぐ使えるし、アプリも特に難しさは無く直感的にすぐに使えました。こういった外部接続機器は出来の悪いものだと使えるまで面倒だったり変に操作が複雑だったりするもので、その点で大変優れていると感じました。
MSマイクという後で音の広がり具合を調整できるモードは録音モードが高音質モードでないと機能しませんが、録音後に音の広がりを調整できるのはわたしにとっては新しい経験かつ面白く感じました。
わたしの使用環境はiPod touchですので問題ないのですが、iPhoneの場合は電話がかかってくると録音が中断されるそうです。機内モードにしての使用が推奨されるとのことです。
特に何も意識することなく普通に使え音質も違和感が無いことがお勧めのポイントです。実売価格で9,000円を超えるくらいとiOS端末の外部機器としては高めですし、iOS端末がいつまでも主流であるとは限らず将来的な使い回しは効かないのですが、iphone5以降(Lightning端子のもの)のiOS端末で高音質録音をお望みの場合には大いに推奨できます。
お求めの際はよろしければご参考にして頂ければと思います。
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→ZOOM iQ7:レビューも何件か載っています