著名ヴァイオリニストの使用楽器・弓・弦
著名ヴァイオリニストの使用している楽器・弓・弦の種類をご紹介いたします。いろいろな楽器や弦に興味を持っていただくきっかけになればと願っています。
マキシム・ヴェンゲーロフ
- 楽器:A.ストラディヴァリ circa 1723 "Kiesewetter"
- 弓:サルトリ
- シモン
- 弦:E線:ピラストロとヤーガー、A線・D線・G線:ドミナント(トマスティック)
マーク・カプラン
- 楽器:A.ストラディヴァリ 1685
- 弓:トルテ
- 弦:E線:ヒル A線・D線・G線:オリーブ(ピラストロ)
ナイジェル・ケネディ
- 楽器:A.ストラディヴァリ 1707 "Cathedral"、Barcus-Berry エレクトリック・ヴァイオリン、グァルネリ・デル・ジェス 1735
- 弓:フィンケル
- 弦:E線:ウェストミンスター A線・D線・G線:ドミナント(トマスティック)
サラ・チャン
- 楽器:グァルネリ・デル・ジェス 7/8size 1733-35 "ex-Sennhauser"、グァルネリ・デル・ジェス 1717(サイト管理者注:誤記?)
- 弓:ドミニク・ペカット
- 弦:ドミナント(トマスティック)
ギル・シャハム
- 楽器:A.ストラディヴァリ 1699 "Conetessa Polignac"
- 弓:トルテ、パジョー
- 弦:E線:ヤーガー A線・D線・G線:ドミナント(トマスティック)
リーラ・ジョセフォヴィッツ
- 楽器:グァルネリ・デル・ジェス 1739 "Ebersolt"
- 弓:ペルソワ、パジョー、トルテ、リー・ガスリー(Lee Guthrie:新作弓)
- 弦:E線:ワンダートーン(ピラストロ) A線・D線:ドミナント(トマスティック) G線:ピレリ(サイト管理者注:未確認)
ジョゼフ・シルヴァースタイン
- 楽器:グァルネリ・デル・ジェス 1742 "ex-Camilla Urso",、J.B.グァダニーニ 1773 "ex-Arthur Grumiaux"
- 弓:パジョー、ドミニク・ペカット、ジェームズ・タブス
- 弦:センシコア(スーパーセンシティブ)
ナージャ・サレルノ・ソネンバーグ
- 楽器:ピエトロ・グァルネリ(ヴェニス) 1724、サージオ・ペレッソン(Sergio Peresson)
- 弓:ジョン・ノーウッド・リー(John Norwood Lee)、カレル・ファン・デル・メール(Karel van der Meer)
- 弦:ドミナント(トマスティック)
チー・ユン
- 楽器:フランチェスコ・ルジェリ 1669
- 弓:ヴォアラン
弦:ドミナント(トマスティック)
チョン・キョンファ
- 楽器:グァルネリ・デル・ジェス 1735
- 弓:グランド・アダム
弦:E線:ヤーガー A線・D線・G線:オイドクサ オリーブ(ピラストロ)(サイト管理者注:資料ママ)
クリスティアン・テツラフ
- 楽器:A.ストラディヴァリ 1713 "Cox Rothschild"、ピーター・グレイナー(Peter Greiner) 1999
- 弓:ヴォアラン、ブノア・ロラン(Benoit Rolland:新作弓)
弦:カスタム
ヒラリー・ハーン
- 楽器:ジャン=バティスト・ヴィヨーム 1864
弓:ポール・ジョンバー(Paul Jomber)、エミル・ミケール(Emil Miquel)
弦:E線:スチール弦(銘柄不明:ピラストロ社のもの) A線・D線・G線:ドミナント(トマスティック)
パメラ・フランク
- 楽器:グァルネリ・デル・ジェス 1736 "ex-Wieniawski"
弓:シモン
弦:ドミナント(トマスティック)
ジョシュア・ベル
- 楽器:A.ストラディヴァリ 1726 (ギター型)→A.ストラディヴァリ 1732"Tom Taylor"
弓:トルテ
弦:ドミナント(トマスティック)
ミドリ
- 楽器:グァルネリ・デル・ジェス 1735 "David"、A.ストラディヴァリ 1722 "Jupiter"
弓:シモン、ラミー、ヴォアラン、ペカット
弦:E線:ゴールドブラカットかシノクサ(ピラストロ) A線・D線・G線:ドミナント(トマスティック)
アンネ・ゾフィー・ムター
- 楽器:A.ストラディヴァリ 1710 "Lord Dunraven"、A.ストラディヴァリ 1703 "Emiliani"
弓:不明
弦:不明
ヴィクトリア・ムローヴァ
- 楽器:A.ストラディヴァリ 1723 "Julius Falk"
弓:ヴォアラン
弦:ドミナント(トマスティック)
ワディム・レーピン
- 楽器:A.ストラディヴァリ 1708 "Ruby"
弓:キッテル、マリーン、フレッツィナー
弦:E線:ウェストミンスター A線:忘れたらしい(インタビューにて) D線・G線:ドミナント(トマスティック)
注意: ヴァイオリニストには、より良い音を求めて、楽器や弓、弦を変えていく人もいますし、逆にほとんど無頓着な人もいます。また、多くの楽器や弓を持っている人もいます。従って、この情報が唯一の最新のもの、かつ正しいものとは限りませんのでご留意ください。
参考資料:
VanClay,M & Lynn,S(Eds.) 2000 Violin Virtuosos,
String Letter Publishing, Inc. ISBN: 1890490318
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VanClay,M(Eds.) 1999 21st Century Violinists,
String Letter Publishing, Inc. ISBN: 1890490261
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