ヴァイオリンには弦や弓の毛など定期的に交換しなければならない部品があったり、指板や巻皮など少しずつ消耗していく部品があったりします。そして使っていくうちに痛んでいくこともあります。
全てを弦楽器工房に任せてしまうと言うのもひとつの方法とは思いますが、経済的事情や弦楽器工房に対する信用などの理由で、一任できにくい場合も多いかと思います。また、プレイヤーの側がある程度の知識を持っていれば、トラブルを未然に防ぐことができる面もあります。
プレイヤーにとって最小限の知識を上手くまとめた本が最近(2010年1月)出版されましたので、ご紹介したいと思います。
川幡宏 はじめての弦楽器メンテナンスブック
ヴァイオリンに使用される材料から、弦楽器工房の住所・電話番号のリストまで載っていて、非常に実用的な書籍です。通常、ヴァイオリンのプレイヤーならこれだけの知識があれば充分と言えます。
140ページほどのそれほど厚くない書籍によくまとめられていて、情報も少なすぎず多すぎずの丁度よい加減に思えます。目次を下記リンクから見て頂ければわかりますが、楽器の選び方や、駒の角度、メンテナンスのポイントとなる箇所など、簡潔にうまくまとまっていると言えます。
ヴァイオリンを弾く方なら一冊持っていると便利な書籍と言えます。大変おすすめできます。
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