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実用情報(鉄道・治安・食事など) - イタリア・クレモナに行ってみた

今回クレモナにホテルを取ることができず、3日間ミラノから通いました。クレモナに行く時はミラノからということが多いかと思いますので、ミラノ-クレモナに関する実用的な情報を記しておきたいと思います。もちろん、数日間では何も分かったことにはならないとは思いますが、経験したことを記しておきたいと思います。

お出かけになる際のご参考にして頂ければと思います。

 

鉄道

クレモナへはミラノ中央駅から一本で行くことができます。切符は窓口で買うこともできますが、ミラノ中央駅では窓口は行列しており自動券売機を使うのが便利です。

ホームのある3階や1階にこのような自動券売機があります。言語を選択して、指示通り進めて行くとスムーズに買うことができます。クレジットカードも問題なく使用できました。ミラノ中央駅-クレモナ駅の運賃は5.5ユーロ(2等車)。

ただ、この券売機、5台あるうちの2台が壊れていました・・・(さすがイタリア)

ミラノ中央駅のホームです。美しい。写真では見えませんが、買った切符をホームの端にある刻印機(黄色の機械)に入れて刻印します。刻印しようとしたうちの1台は壊れていたので油断はできません。

クレモナへはマントヴァ行きで行けます。ホームが出発の5分前くらいになって決まり(電光掲示板に出ます)、その上、毎回変わりますので(3日間のうち、18番、14番、12番ホームと毎日変わった)、慌てて目的の列車に乗り込みます。

こんな感じの列車です。落書きだらけの上、窓も汚れています。車体に「1」と書かれているのが1等車、「2」と書かれているのが2等車ですが、1等車でも車内の窓に「2等車」と張り紙がしてありました(^^;。一度1等車の切符を買ってみましたが、結局どれが本当の1等車か分からず。

1等車と車体に書いてあった座席。座席は格好いいし、ひじかけも立派。でも、座面はきれいではありませんでした。

2等車の座席(別のカラーリングもあり)。座席は格好いいし、自動車のバケットシートのようです。座り心地も良好で疲れない。でも座面は汚れている。

車内での検札があります。切符を渡すだけで問題なく過ごせました。満員の時でもちゃんと検札は来ました。

クレモナ駅です。到着時の車内アナウンスはあったりなかったりですので要注意です(車掌さんの気分次第と思われる)。また、到着時間も早く到着したり遅れたりしました。

クレモナ駅の窓口。いつも行列を作っていました(自動券売機はなさそうでした)。一度は「おつりが無いように払え」と窓口のおばちゃんに怒られました(イタリア語でよく分からず。基本的に英語は通じない様子)。噂通りの非効率な窓口の対応でした(-_-;)。丁寧な人もいましたので、担当者次第なんでしょうけれど・・・。

「ミラノ・チェントラーレ、ドゥーエ!(ミラノ中央駅、2!)」で切符は2枚買えました。格好付けて変に丁寧に言う必要はないみたい。

4日はモンドムジカ帰りの人で混雑が予想されていたので、帰りの切符を買っておこうと思ったら、昼の11時になっても窓口が開きませんでした(現地のひとも驚いていました。こういう時は列車の中で窓口が開いていなかったと伝えて、切符を買えばよいそうですが・・・)。15時過ぎに行ったら窓口が開いていましたので、無事購入できましたが。

イタリアの鉄道事情は、事前に聞いていた通りでした。窓口はあまり親切でなく、英語もあまり通じず、電車は遅れて、場合によっては、早く着いて、発車するホームが突然変わり、機械は壊れていて、と。3日間でこの全てを経験することができました(@_@)。

 

地下鉄

夜のミラノ中央駅周辺は治安が悪いと聞いていたので、3日のうち1日をホテルの最寄り駅のLIMA駅まで地下鉄を利用(緑色路線→赤色路線。20時過ぎ)。けれども、地上より地下鉄の方が治安が悪く感じました。

ピンぼけ写真ですがこんな感じ、薄暗くていやーな雰囲気がありました。

実際、ホームや車内にアブなそうなひともいたので、20時でも夜の地下鉄は相当に気をつけた方がよさそう。地上を10分間歩いてホテルに戻った時の方が安全に感じました。

地下鉄は券売機で購入し、改札口に通す形。列車は急発進・急ブレーキなので注意。

 

ミラノ・マルペンサ空港-ミラノ市街地の交通

ミラノ・マルペンサ空港←→ミラノ中央駅へはシャトルバスが運行されています。また、マルペンサ・エクスプレスという鉄道も走っています。両方使ってみましたが、どちらも快適です。

シャトルバスが2社あるうちのマルペンサ・シャトルの方を使いましたが(もう一方は良くないと情報を得ていた)、運転手さんから乗車券を購入することができます(7.5ユーロ/人)。道の状況にもよるようですが、かなり快適に走り1時間程度でミラノ中央駅に到着しました。

帰りは、マルペンサ・エクスプレスを利用しました(カドルナ駅からマルペンサ空港まで 11ユーロ/人)。成田エクスプレスのような感じの近代的な鉄道で非常に快適。

マルペンサ・エクスプレスは比較的普通の感覚で乗れます。

座席もきれい。かっこいい。

トイレ

公衆トイレは街中には見あたりませんが、駅のトイレはミラノ中央駅にもクレモナ駅にもあります。ミラノ中央駅のは有料トイレ(1ユーロ)、クレモナ駅のは無料でした。

ミラノ中央駅の有料トイレ。お金を入れるとゲートが開きます。

入っていると赤信号、空いていると青信号が点灯します。

少なくとも男性用のトイレは予想以上にきれいでしたし、それほどアブなそうなひとも見かけませんでした。

 

食べる

いつも旅行の時は現地の人と同じ生活をしたいと思っているので、極力地元のスーパーで食料を調達するようにしています。今回も、特にレストランなどには行かず比較的安いものばかり。また、朝食はホテルのバイキングでした。

どこで食べた食事もおいしく、「さすがはイタリア」と思わされました。

水はミネラルウォーターを購入。街中に自動販売機もコンビニは全くといって良いほどないので、Bar(バール:喫茶店のようなもの)やスーパーで購入しました。たいていのお店で無炭酸(ナチュラーレ)と炭酸(ガッサーラ)とがあります。現地で飲む炭酸水はなぜかとてもおいしくお勧め。

炭酸水(左)と無炭酸の水

モンドムジカ会場での食事

モンドムジカの会場でも食事をしました。展示会場とは別の棟にバイキング形式の食事ができる場所があると楽器店さんで教えてもらい、そこで食べてきました。値段は15ユーロ/人。イタリア料理を堪能した唯一の場所。

自分でチーズを削って食べられます。とてもおいしいチーズだった。

パスタなどです。また、ミラノ風カツレツか?これもおいしかった。

生ハムとサラミ。どこにいっても、生ハムとサラミは出てきました。

クレモナ駅でのピザ。かなり大きく1/4のカット。注文後にオーブンで温めてもらえました。これで3ユーロ。とても安く、とてもおいしい。

 

スーパー

ミラノ中央駅の1階にはスーパーがあります(ちょっとわかりにくい場所ですが、軽食のお店と一緒になっている)。ミネラルウォーターはスーパーなら安かったし(0.38ユーロ/本)、ちょっとした食材は揃っていました(寿司も置いてありました(@_@))。

また、クレモナ駅から駅を背にして左へ10分ほど歩いて行くと、大きめのスーパーがありました(小型版イオン:マックスバリューみたいな店)。ここではチーズも生ハムも非常に安く、生活感のある価格。現地の食生活もわかります。

空港はやたらに高いので、お土産などはこういうところで購入するのもひとつの手ではないかと思います。

 

飛行機

フライト時間の短い直行便にしたかったし、アリタリア航空の評判の悪さを聞いていたのでJALを。でも、帰りは共同運航便でアリタリアの機材+乗務員。

成田から出る時はJALのeチケットの端末で問題なくスムーズに。JALのB747-400(2階席の予約だったけれども、搭乗者が少なく2階を閉鎖と。1階の座席になった)

JALの機内食1。

JALでのおやつ:かじりかけですが・・・。

JALの機内食2。

正直言って、JALの食事はあまりおいしいものではなく、ワインもおいしくなかった。トイレや座席も国鉄末期の列車のようで、大丈夫かいなというのが率直な印象。JALは経営難だけれども、同じく経営難なアリタリアに比べても、あまりにも粗末。

帰りはアリタリア航空。B777-200。

荷物は無くされる、行列はできる、対応は悪いとさんざんな噂を聞いていたので、かなりびびって覚悟を決めてチェックインカウンターに向かう。。

JALとの共同運航便だったせいか日本人の窓口のひとがいて、スムーズにチェックインできました(アリタリアのeチケットの機械は使えませんでした)。

30分ほど遅れて離陸。操縦が上手で快適。客室乗務員さんたちも愛想がよかったし、悪い対応ではないと思いました(このあたりは、便によって違うのか?)。椅子も良いものでJALより疲れなかったし。

アリタリアの機内食1。おいしい。ワインもおいしかった。

アリタリアの機内食2。こちらも充分においしい。

たまたま運がよかったのかも知れないけれども、アリタリアが悪いとは思えませんでした。機内もトイレもJALよりきれいだったし、ほぼ定刻通りに着いたし、荷物もちゃんと出てきたし、食事もおいしかったし、乗務員さんたちも笑顔でした。

 

通信-電話・インターネット

初日の現地での宿泊はホテルに電話をかけて車で迎えに来てもらうことになっていました。空港到着後、テレホンカードの販売機と電話を探す。

やっと見つけたテレホンカードの販売機は壊れていた(やはりイタリア)。探し回って、もうひとつ見つけて(カードはなかなか出てきません。待っていたらのんびりと出てきました。基本的に、自動販売機の類は反応が遅いです)、聞き取りにくい公衆電話で迎えに来てもらう。英語だったけれどもSeven(7番出口で待てとの指示)が聞き取れなかったのはショックでした・・・。

公衆電話。なんか格好いい。

今回泊まったホテルはいずれも無線LAN(Wi-Fi)対応。初日に泊まったホテルの設備は接触不良でうまく機能していなかったけれども、直してもらったら以後は非常にスムーズに。知らない土地では分からないことだらけ、知りたいことだらけになるので、インターネットは非常に役に立ちました。

 

治安

ミラノ中央駅あたりの治安は悪いとよく言われます。そのため、カバンはカギをかけて、身体の前に抱えてとかなり注意を払いました(スーツケースはなくカバンひとつで今回は行きました)。実際、夜は不穏な雰囲気。夜の新宿歌舞伎町という感じでしょうか。警察は至る所にいたけれども、危ないだろうなとは思いました。

ただ、現地の人は、カバンにカギなどかけていないし、普通に持っていたので、2日目からは郷に従うことに。結果としては大丈夫だったのですが、スキを見せないよう用心は必要でしょう。

クレモナは治安のよい平和な街。全く安心して街を歩くことができました。ただ、自転車やバイクで近づいてくる若者には注意をしましたし、極力人前でカバンを空けないようにも注意しました。

クレモナへの電車はあまり危険を感じませんでしたし、車内で居眠りしているひともいました。カバンから離れれば盗まれるでしょうけれども、想像以上に安全な雰囲気でした。

治安については時期にもよるかと思いますし、旅行者自身の普段の生活とも関連するので一概に言うことはできないかと思います。ですが、注意を払って肌身離さず持っていればとりあえずは危険を減らせるのではないかと思いました。

 

言語

あまりよくはわかりませんが、あまり英語は通じない印象でした。宿泊は四つ星のホテル(でも、一泊ひとり8,000円程度。安い)で、英語が通じるところを選択しましたが、それは正解でした。クレモナ駅でも博物館などの施設でも英語はほとんど通じませんでした。

 

お昼休み

クレモナでの3日目は、街歩き中にお昼の時間にかかりました。まさかと思いましたが、今でもお昼休みの時間があり、お店はほとんど休みになってしまいました。月曜だったこともあるのか、食事処もやっておらず途方に暮れました。

お昼休みは本当にあります。お昼頃動く場合はご注意を。

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