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自分の仕事をきちんとする:合奏のヒント4

合奏というと、「プルトで合わせて」「各パートを理解して」「指揮者を見て」などと他のひとと合わせることについてよく言われます。これはこれで正しいのですが、それ以前にまずは「自分の仕事」をきちんとできる事が先決です。

合奏の中で、「金管が・・・」「木管が・・・」「誰それさんが・・・」などと不満を口にすることをよく聞きます。気持ちは分からないではないものの、こう言った発言は自分がパーフェクトに弾けて初めて発言する権利があると言えます※。言葉は汚いのですが、「目クソが鼻クソを笑う」ということになります。

「自分の仕事をきちんとする」というのはかなり難しいことで、リズムや音程すら楽譜を違ったことを弾いていることが多々あります。メトロノームに合わせることすら結構難しいし、自信を持って正しい音程で弾くことは少なくともわたしにはまだ無理です。

「表情が」、「気持ちを込めて」と言った高度な話は、リズムと音程が取れた上の話と思うべきです。また、音色も弓で弦を押しつぶした音では、「ノイズ」に「ノイズ」を合わせてもよりノイズになるだけです。このことにわたしも長い間気がつきませんでした。

自分が楽しく弾ければいいのであればひとりで無伴奏曲でも練習をしていた方が良い。合奏はまずはひとりひとりがきちんと弾けて、その上で他の人と合わせる技術はという話が出てくるものです。合っていない同士で合奏してもカオスが増大するだけです。逆にきちんと弾いていると、それほど合わせようとしなくてもうまく合奏になることが多々あります。

まずは楽譜通り弾けること。ソロにせよ合奏にせよここから始まるとわたしは考えています。

※ホルンをやっていたので分かるのですが、管楽器には管楽器なりの事情があるものです。

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