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練習曲にはふたつのタイプがあります〜練習曲を練習する意味1/3

ヴァイオリンの世界でも演奏技術をマスターするために練習曲が使用されます。ピアノの世界でのバイエルやハノン、あるいは曲として演奏されるショパンの練習曲などと同様です。

「そもそも練習曲を練習する必要があるのか?」というお話もしなければなりませんが、まずはヴァイオリンの世界における練習曲について、簡単にお話することにします。

練習曲には大きく分けてふたつのタイプのものがあります。

ひとつは、純粋に基礎技術のトレーニングを行うパターン集。同じような、でも、少しずつ違うパターンが、しつこく、徹底的・機械的に網羅されているものです。エレキギターやベースの「地獄のメカニカルトレーニング」のような練習です。代表的な練習曲集としては、「セブシック」「シュラーディック」などがあります。

もうひとつは、より曲に近い形で特定の技術をマスターしようとするものです。「トリルが多用されている曲」「和音が多用されている曲」などという形で、曲に近い形で技術を育てることができるものです。代表として「カイザー」「クロイツェル」「ローデ」などがあります。

どちらも「練習曲」とひとくくりにされてしまいますが、練習曲のタイプとしては全く異なったものです。どんな曲でも、どんな場合でも上手く弾けるようになるために練習曲は必要なもので、その目的のためには片方のタイプの練習だけは充分ではありません。機械的なパターン練習と、曲に即した形での練習と、両方とも練習することが望ましいと言えます。

練習曲について、また、練習の参考になれば幸いです。

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