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多彩な音色で弾くには1

他の多くの楽器と比較してもヴァイオリンの音色は「ノコギリの目立てのようなひどい音色」から「蠱惑的な魔力を持った音色」まで多彩です。音色の変化による表現力の高さがヴァイオリンが今なおメジャーな楽器である理由のひとつと言えるでしょう。

ただ、ヴァイオリンは多彩な音色を出す事ができる反面、さまざまな音色を使いこなして音楽的表現をするのは困難とも言えます。あまりにも自由度が高いために逆にどういう音色で弾いたら良いのか選択に迷います。何でもできる道具は扱いが難しいとも言えます。

ヴァイオリンで音色の変化を含めた表情豊かな音楽を奏でるためには、音色にまつわる技術的な知識をアウトラインだけでも持っていて良いかと思います。ある程度法則性を知っていれば、音色の選択もしやすくなると言えます。

一般的には「駒寄りを弾くと倍音の多いオーボエの音」、「指板寄りにすると倍音の少ないフルートの音」などが「音色の変化」としてよく挙げられますが、音色に変化を与える要素はそれだけではなく、ずっと複雑です。

音色に変化を与える要素は、主に次のものが挙げられます※。
・弓の毛で弦を擦る駒からの距離
・弓の寝かせ加減
・弓の速さ
・弓の圧力
・左手の押さえる速さ・圧力
・押さえる指の選択(1の指で弾くか、4の指で弾くかなど)
・弾く弦の選択(同じ音をG線で弾くか、D線で弾くかなど)

また、ヴァイオリン属の弦楽器は伸ばした音に音量や音色などの変化を与える事ができます。持続する音の間での時間的変化は見過ごされがちですが音色を決める重要な要素です。一音を伸ばしながら駒からの距離を変えたり、弓の寝かせ加減を変えたりもしますので、複雑な表情を作る事ができます。

大前提として、音色の変化を付ける以前に、プレーンな音で楽器を充分に鳴らして演奏できる基礎技術が必要です。楽器を鳴らせもしないのに形だけ音色の変化を付けようとすることは好ましい事では無いように思えます。

次回以降音色に関するそれぞれの要素について説明を進めて行きたいと思います。

※ 「狭義の音色」か「広義の音色」かとなることかもしれませんが、ここでは音素のレベルではなく、音楽表現に使いうる「広義の音色」で記述しています。他にも姿勢や肩の上げ下げなどでも音色の変化を付けられますが、ここでは大きな影響を与える要素のみ挙げる事にしました

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