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テンポ感〜音を音楽にするには5

テンポもまずはメトロノーム通り弾くことが最初の段階ですが、それだけが正しいテンポというではありません。音楽は流れであり、ゆったりとした流れもあれば、急流もあります。途中で変化することもあるし、同じ速さの流れでも流れの「勢い」が違うこともあります。

例えば、同じ「歩く行為」でも、落ち着かない歩き方、落ち着いた歩き方、急ぎ足、駆け足などのイメージするとわかりやすいでしょう。これらもアレグロ、アレグレット、レントなどの音楽用語で呼ばれますが、単純にアレグロ=「速く」ではなく、「陽気さ」を想像できると音楽的になります。

この勢い・スピード感が音楽を生きたものにも死んだものにもします。更に、テンポを速めたり遅めたりすることが音楽表現になることもあります。アゴーギグと呼ばれますが、加速したり減速したりすることも表現と言えます。

勢い・スピード感は自動車の進む様子や車輪が回転する様子をイメージするのが理解しやすいと思っています。同じ60km/hの速度で進むのもバイクが走るのと大型トラックが走るのではイメージが変わります。また、車輪の回転の仕方も小さな車輪と大きな車輪では同じ回転数でも違うイメージになります。

いわゆる「前ノリ」という、少しずつ速くなりたいという勢いで進むことも、「後ノリ」という、後ろに引っ張られながら進むような場合もあります。わたし自身は、モーツァルトはやや前傾のスピード感で、ベートーヴェンはテンポ通りで、とご指導を頂きました。もちろん曲にもよるのでしょうが、同じテンポでも音楽の勢いは異なるものです。

演奏している音楽で、「どんな物体がどんな勢いで進んでいるのか」想像しながら弾くことは音を音楽にするための方法になり得ます。くれぐれもアレグロ=「速く」ではないし、ましてアレグロ=「138のテンポ」ではありません。

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