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良い音の出る持ち方の理屈 - 弓の持ち方と音色の関係1/3

棒を握るときは、普通手のひらを中心に握ります。一方、弓を持つときはあたかもよそよそしく親指とその他の指で、指先でつまむようにして持ちます※。

棒を握る常識的な感覚からしてみれば、弓の持ち方は「変な」持ち方です。ですが、この持ち方は最も良い音を出すために工夫された持ち方です。その理由は、「腕からの運動エネルギーを弦に伝えつつ、弦の振動を止めない」という矛盾した要求にあります。

腕→手→弓→弦の順序でエネルギーは伝わります。単純に考えて、途中の損失が少ない方が効率よく腕の動きが音に変換されます。その点では、腕・手・弓・弦が完全に一体になっていた方が望ましいと言えます。

ですが、効率よく音に変換されても、振動を止めてしまっては意味がありません。ヴァイオリンは弓の毛が弦に触れながら音を出しているため、弓の毛で弦を強く押さえると弦の振動を止めてしまいます。完全に振動を止めてしまえば当然音は出ませんし、中途半端に止めると振動が乱れて雑音が出ます。

美しい音を出すためにはできる限り弦の振動を止めないことが望ましく、弦の振動を止めないためには腕・手・弓・弦は独立していることが理想です。

「弦にエネルギーを与えつつ、弦の振動を止めない」
「腕・手・弓・弦が一体でありながら、独立していなければならない」

この矛盾した要求を満たさなければならないのが弓の持ち方・弾き方で、ここに難しさの本質があります。

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