ホーム >
木曜日は東京にてレッスン。7コマと多くの方にお越し頂きました。今週はわたしの側が調子が優れず思う事をうまく言葉できませんでした(嫁さんも今週は調子が悪く・・・。隙間の時間では夫婦共々ひたすら寝ていました)。いつもに増して拙いながら少しでも伝わっていればと願っています。お越し頂いた皆様有難うございました。回復傾向にはあるのですが今回は長引いている感が強く体調管理に努めます。
金曜日は入荷したというギターを見せて頂きに恵比寿のギターショップカリスさんへ(どんな体調でも楽器は見に行く)。一つはわたしの持っているのと同じジャン=ピエール=マゼというもの。もう一つは某古い名品(カリスさんのサイトには掲載されていないので製作者名は伏せる)。
マゼについては自分のと比べ類似点と相違点が両方感じられて興味深い。ここのところ「楽器の鑑定」について考えているが、大量生産品の同定のように考えてはならず、同じ製作家の中でもいろいろ試したりやり方を変えたりするもので、製作家によって視野に入れる鑑定基準を変えなければならない。資料や研究結果の多い製作家なら基準を持ちうるがそうでない製作家はどうなるのだろうと。大変に興味深いこと。
名品の方も弾かせて頂きもしたが聴いた方がその音の素晴らしさが分かった。最初は目が覚めていない感じだったが、みるみる音が出るようになってきた。少し離れて聴くと、一音一音が音楽的になるし音楽が立体的にわき上がってくる。同じ電波を受信したとしてもモノクロテレビと3Dテレビくらいの差はある。ヴァイオリンも同じ事だが、楽器とはこういうものでこればかりは演奏家の努力では解決しがたいこと。素晴らしい楽器だった。
製作家というブランドよりもやはり個体の持つ音の方が信頼できるとわたしは思う。音に感動できればそれは自分にとっては良い楽器で、それ以上でもそれ以下でもないと。
2年ほど前に日本上陸したというニューヨーク発のハンバーガー「シェイクシャック」が
恵比寿にあることを知り、早い昼ご飯を。評判に違わずなかなか美味だった。
これは出来上がりを知らせる端末