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17/3/2 テクニックは忘れられ、音色は残る

テクニックは忘れられ、音色は残る

3月1日は5月分の予約開始日。4月に続いて5月もレッスン回数が少ないにもかかわらず既に110コマ以上の多くのご予約を頂きました。3ヶ月も先の予定を立てて頂き恐縮です。今月も1日から大変に多くのご予約を頂き有難うございました。

水曜日は朝9時からの変則的な日程にてレッスン。私事ながら左手小指が痛く弾く際にはなるべく4の指を避けるため2ndや4thポジションを多用していました(とても頭を使いました)。さらに私事ながら、電球型蛍光灯がチラついたと思ったら発煙して驚きました(照明も油断ができないものです。皆様も火災にはご用心を)。

さかのぼり火曜日。自分のクラシックギターの過去の修理(割れ修理の補強の付け方)に疑問があったので恵比寿に出かけて点検のためギターを預けてきた。丁度そこへ若手の有名ギター製作家がいらして、おしゃべりついでにギターについて質問やお知恵を伺った。「表裏の板の音程の取り方について」「共鳴振動周波数と音の伸びの長さについて」など、学ぶことがたくさんあった。「音色」は多くのことを考えて成り立っているのだなと。

上手い演奏家は多いが時代を超えて心に残る演奏家は多くない。フランチェスカッティの後にハイフェッツを聴いたら、なぜフランチェスカッティは忘れられハイフェッツが語り継がれるのか分かった気がした。最初の数音だけで全然勝負にならず、永遠に語り継がれるか忘れ去られるかの違いは音色の違いと得心した(もちろん他の要素もあります)。

クラシックギターを始めたことでギターの音源を聴くようになり生演奏でも有名な演奏家も含め聴いた。でも、今のところセゴヴィアが最も魅力的に感じる。ハイフェッツもセゴヴィアも現代の耳には解釈も時代がかった古いところがあるし、現代の演奏家の方が技術的に正確だ。でも、それを超えた「伝える力」の強い音色があり、それが現代も生き続ける所以だろう。

音程やリズムも最近は細かく指摘しているし、華麗な演奏をする技巧を軽視してはおらずむしろ好みだ。だが、本質的には音色にこだわったレッスンをしている。ボウイングやフィンガリングはもちろんのこと、機会ある毎に駒の角度や弦の掃除、弓の張り方や松脂の種類・塗り方、楽器の職人さんとのつきあい方など、口うるさいと思われているだろうと思いつつ、音色にまつわるお話しを機会ある毎にさせて頂いている。

懐古趣味ではない。音色こそがヴァイオリンの最大の魅力と思うし、20世紀後半的なメカニカルなテクニックを踏まえた上で、21世紀中ほどには「心地よさを感じる音色」の時代が来ると信じているから(ポップスでは2005年頃から既にその流れは始まっているようだ)。

生の響きの心地よさを実現できる技術をお伝えできればと願っている。今月もどうぞよろしくお願い致します。



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