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17/1/20 音色を測定できるチューナーと美意識の普遍性

水曜日と木曜日は東京にてレッスン。特に木曜日は8コマと大変に多くの方にお越し頂き有難うございました。お越し頂いた皆様有難うございました。新規導入したチューニングメーターへの反応を皆様に頂いて嬉しく思っておりました。

先日の日記にも少し書いたが、このチューナーKORGのTM-50TRという製品で、「良い音」を測定できる機能が付いている。「良い音」には様々な評価の仕方がありうるが、この製品では音量・音程・音の明るさの安定性で計測しているとのこと。「良い音」を考える上でシンプルな指標で大変に興味深い。

一般的にヴァイオリン教育では音程はとても重視されるのだが音色についての指導は多くない。もちろん音程がずれていては他人と合わせた時に不協和音が生じるし、音程が表情を作るのでとても大事なことなのだが、音程・リズム・音色のバランスが音程に偏っているケースが多く見られる。

残念ながら、昭和の時代にはテクニックとスペックを重視して「追いつけ追い越せ」で、日本人が大事に育ててきた繊細な「心地よい感触」は切り捨てられ、テクニックやスペック以上に大切な「音色の気持ちよさ」をないがしろにしてしまったように思える。実際、一昔前は日本人特有の音があった。妙にテンションが高く、雑音感の強い、でも薄味の音色。これはヴァイオリン演奏だけでなく、レコードなどの音源や楽器にも見られた傾向だった(ポップスでも昔の邦楽は音が薄く、明らかに洋楽との音の差があった)。そんな時代を経て、音程を測定する装置であるチューナーにメトロノームも内蔵され、更に音色を測定する機能が付いたのは時代の変化・パラダイムの変化を感じる。

ところで手持ちの古いスペインのクラシックギターの弦を毎週のように取っ替え引っ替えしている。音が気持ちよくないのは不愉快なのだが、なかなか「これっ!」と思える弦が見つからない。往年の名ギタリストのセゴヴィアが使っていたオーガスティンという弦とプロアルテというヴァイオリンで言えばドミナントに相当するような多くの奏者が使用する定番の弦が結局良いのかなという結論に至りつつある。

どういう音を良い音色と思うかは普遍性が現れる。いつしか日本の音もグローバルスタンダードに近づいたのだろうかとも思う。そう言えば、昭和の頃に比べポップスの音も随分厚みを増した。

 



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