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10月1日は12月分の予約開始日。120コマほどと今月も大変に多くのご予約を頂きました。今回サーバー側のレスポンスが不調だったとも聞いております。大変ご迷惑をおかけ致しました。また土曜・日曜は東京にてレッスン。心配していた方がお越し頂き私の側では安心しました(教える側としてもそれぞれの方についてそれぞれの心配事があるものなのです)。お越し頂いた皆様有難うございました。
自分が経験した感動を他人にも分かち合いたい。こうしてサイトの記事を書いてレッスンでもいろんなお話をしての原動力として、「自分が経験した感動を他人に伝えたい」気持ちがある。
初めてヴァイオリンを持った事は「なんて軽い!」と思ったことを覚えている(音の印象は記憶にない)。初めて録音で聴いたヤッシャ・ハイフェッツは今も色褪せないインパクトだったし、初めて生演奏で聴いたパールマンはそれは唖然とさせられた。中学生の頃に初めて弾いたグァルネリ・デル・ジェスの渋いメタリックな太い音は今も鮮明だ。
初めて合奏をしたこと、初めてオケで弾いたこと、初めてお金を頂いて演奏したこと、初めてヴァイオリンを教えたこと、等々その都度感動の記憶がある。もちろん「初めて」だけでなく、ご指導頂いていたレッスンでちょっとしたフレーズの弾き方次第で音楽が生きる事にも感動したし、手持ちの楽器や弓から新発見があって感動できることもある。
こういった感動を伝えたくてレッスンをしている面がある。もちろん感動がしょっちゅうその辺に転がっているわけではなく、退屈な日常の中に稀に見つかる宝石が感動だろう。でも、特に初めてヴァイオリンを触って音を出してみることは最大級の感動になることであろうし、どなたにでも少しずつでも感動をお伝えできれば、それは私にとっても嬉しいこと。
わたしもヴァイオリンから感動を受け続けたい。そして身勝手なことなのかもしれないが、それを惜しみなくお伝えできればと願っている。今月もどうぞよろしくお願い致します。