ヴァイオリン教室「ヴァイオリンがわかる!」

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16/6/2 製材から始めて建物を造るようなものだから

製材から始めて建物を造るようなものだから

6月1日は8月分の予約開始日。1日だけで120コマほどと今月も大変多くのご予約を頂き本当に有難うございました。愛知レッスンにお越しの皆様には、今年はお盆休みを頂く事ご迷惑をおかけ致しますがご容赦下さい。今月もどうぞよろしくお願い致します。また、水曜日は東京にてレッスン。今回も7コマと多くの方にお越し頂きました。お越し頂いた皆様有難うございました。

ここ最近はわたし自身が新しい曲や改めて組み立て直す曲に取り組んでいる。組み立てに苦戦しているピアソラの「タンゴの歴史」から、比較的保存状態の良かった曲もあるし、廃墟になってしまった曲、全く覚えておらず草原になっていた曲も。それぞれ部品に分けて磨き直して組み立て直す。こういった作業は面倒な事ではあるが、でも面白い作業。

ヴァイオリンは一生懸命弾いたところで出てくるのは雑音ばかりで、ほどよい力加減で弾く事でまともな音が返ってくる。力ずくで解決をしようとしても、さらりといなされてしまう。音楽が「調和の追求」であることを最も具現化する楽器とも言える。

ほどよい加減を知る事は難しい事。だから大量の基礎練習が用意されていてそれらの習得が必要なのだろう。一般的な社会でも学問を学んだ多くの優秀な人材を投入した上で、経済や政治がほどよい加減にコントロールされている。でもあちらを立てればこちらが立たずでバランス取りは難しいだろう。

余計な事をしないで音のパーツを精度良く組み付ければそれなりの形のものができあがる。音楽は「建築物」に例えられる事があるが、例えられる意味合いは異なっても組み立て方自体も建築のようだなと思わされる事は多い。改めて、楽器の演奏でやるべき事はそれに尽きるのだなあと思わされている。

レッスンではご自分で建物を組み立てられる様にと意識して行っている。予め材料をお与えするのではなく、製材する方法を知って頂くことから始めるので大変かと思うが、やはりそこからお話しする必要があるだろう。材料の製材が最も大事かつ手間がかかることだが、ぜひそこから出来るようになって頂ければと願う。

今月もどうぞよろしくお願い致します。

 



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