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木曜日は東京にてレッスン。朝9時からの変則的な日程だったものの9コマ!遠く福岡からお越しの方も含め、大変多くの方にお越し頂き有難うございました。わたしも頑張りました(^^)
金曜日は恵比寿のクラシックギターショップに出かけた。お店のご主人は大変良い音でギターを弾かれる方で、その技術と音を覚えに(いわば「技を盗む」ために)頻繁に出かけているとも言える。上手な人が間近で実演しているのを見聞きする事は上達の近道で、その見聞きした印象に近づけようと毎日練習を続ける。
半年前に弾かせてもらって楽器に全く相手にされなかったギターの名器エルナンデス・イ・アグアドをお話の流れで再度弾かせてもらう事ができた。半年前は全然この楽器の良さを感じ取る事もできなかったが、今回は少しは楽器を鳴らす事ができたのか、確かに値段だけの良い楽器と理解できるようになった。
小林秀雄の「真贋」という文章に、骨董品が分からないという小僧さんに店主が「わかるまで見なさい」という下りがあったと思う。わたしは「難しい」「わからない」という言葉は拒絶していることで好まない。拒絶の言葉で片付けるのではなく、分かるまで努力をし続けて自分の成長の結果理解できるものもあると、今回アグアドからも学ぶ事ができた。ヴァイオリンのストラディヴァリやグァルネリもその良さが分かるまで時間がかかった。
名品が理解できるようになったのであれば努力の方向は間違っていなかったという事になり、名品からマルを頂けたようで嬉しい(^^)。