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16/5/10 「血と汗と涙の結晶」なんて無くなった

冨田勲氏が亡くなった。日本だけでなく世界的にもシンセサイザーの草分けと言える存在で、従ってこの人がいなければ現在の音楽は存在しないと言える人物。かつてわたしも冨田氏のシンセサイザー音楽に熱中し、サウンドクラウド(大規模な野外ライブ)にも行った事もあり、多彩な音色というものを学んだ。

現在のように便利ではなかった時代に、手弾きでひとつの音を何回も(100回とも言われる)多重録音して厚みのある音を出していたと言う(不安定なアナログシンセサイザーでこの作業は単に100回繰り返す事ではなく、本当に気の遠くなる大変な作業だったはず)。現在では音楽も軽い存在になってしまったが、音楽に対する姿勢も学んだように思える。

日曜・月曜は愛知レッスン。日曜日は7コマと標準的、月曜日は急遽お休みの方もおられ4コマと余裕のある日程になりました。今回すごく良い音を出していた方がおられ、ゴールデンウィークで多く練習出来たのだそうです。わたしも嬉しく思いました(^^)。お越し頂いた皆様有難うございました。

レッスンでの必然性もあり空き時間で自分の練習。いつも通り「こっちが弾けへん、あっちが弾けーん」と名古屋弁で叫びながらのカッカしながら練習(もちろん心の中で)。ヴァイオリンに疲れるとギターの練習。こちらは自分の中では癒し系の楽器(実際、ギターを弾いている時の方が幸せそうなんだそうです)なので、鎮静効果がある。クラシックギターもそれなりに厳しいものであるし、練習しているのはヴィラロボスの前奏曲なので癒し系の曲ではないのだが、癒される。

どちらもひとつの曲を500回も弾けば多少はサマになるだろうか。セゴヴィアはひとつの曲を人前で弾けるようになるには1,000回は練習しなければならないと言ったそう。それっぽく弾く事だけでもそれなりに大変な事だが、前日に多く練習すれば翌日は少しは良くなっている事もあってそれが嬉しい。

いろいろ便利で親切な世の中にはなった。わたしの子供の頃でさえ洋書の楽譜は船便で3ヶ月と言う事もあって、しかも注文と違うものが届いて自分が悪いわけではないが母に申し訳ない事をした覚えがある(モーツァルトのコンチェルトでした)。レコードも一枚を擦り切れる程聴くもの、テープ(昔のカセットテープ)も伸びてしまうほど聴くもの(実際伸びた)。先生も自分にとっては普通に質問する事もできない怖い存在だった。

それが良いとも思わないし大袈裟で「昭和くさい」と言われるかもしれないが、自分にとっては音楽はそういう泥臭く汗臭く濃いもの。上記、冨田氏の音と音楽はまさに「血と汗と涙の結晶」(そんな言葉すら聞かなくなった)。

そして一見逆なようだが、お話を伺うとうちのレッスンにお越しの方は年齢の若い方の方が、上記のような「濃い」接し方をしているようで興味深いし頼もしい(^^)。お越しの方で最年少の小学生の方はすごく多くしっかり練習なさっているし神童だった頃のメニューインを好んで聴いているそう(音楽的ということを理解していてすごい!神童の頃のメニューインがある意味録音に残っている最も音楽的な演奏だから)

 



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